年末調整で控除を忘れてしまった時の対処法

所得控除の対象になるものがあるのに年末調整のときに、うっかり申告するのを忘れてしまったという経験をしたことのある人もいるでしょう。そういったときの対処法について解説して行きます。

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年末調整で控除を忘れてしまった時の対処法!

所得控除の多くは自分から申告する必要がある!

所得控除になる金額が大きければ大きいほど所得税は安くなります。

また、所得税だけでなく住民税も同様に安くなります。しかし、所得控除になる項目の多くは自分から申告をしないと適用されません。

サラリーマンの場合には、会社で年末調整をやってくれますが、「給与所得者の保険料控除申告兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」という用紙を会社から渡されます。

これに所得控除の対象になる項目を記載して、証明書などを添付するようになっています。

会社の総務では、その内容を見て年末調整を行うため、控除の対象になる項目を記載しなかった場合には、特に無いものとして年末調整の手続きが行われてしまうことになります。

3月15日までに確定申告をしましょう!

年末調整の際に所得控除を申告するのを忘れてしまったら、本来よりも高い税金を支払わなければならないのかというと、そうではありません。確定申告をすることで、所得控除を付け足すことができます。

確定申告は対象となる年の翌年の3月15日が提出期限になっているため、それまでに確定申告書を作成して税務署に提出すれば大丈夫です。

所得税の場合には源泉徴収されて、年末調整において過不足分を加減するようになっています。

そのため控除の申告を忘れていた分だけ、年末調整還付金も少なくなっている状態です。その少なくなっていた分が税務署から還付されます。

住民税は確定申告が終わった後に、市役所で税額の計算などを行うため、確定申告の提出期限に間に合えば、忘れていた控除分も含めた正しい金額で課税されます。

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確定申告書を作るのはとても簡単!

確定申告書を作ると聞くと難しいイメージを抱く人も多いかと思います。

しかし、年末調整で控除を忘れていたというケースにおいては、源泉徴収票に書いてある数字をほとんどそのまま書き写すだけで済みます。年末調整の内容に、忘れていた控除を付け加えるだけの作業なので非常に簡単です。

また、この際には源泉徴収票を添付書類として提出しなければならないため、提出する前にコピーを取っておくと良いでしょう。


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3月15日を過ぎても大丈夫です!

確定申告で期限内に提出しないと、延滞税などのペナルティーが課せられる場合があります。

しかし、このペナルティーは納めるべき税金があるのに申告が遅れた場合のことです。

年末調整で控除を忘れた場合においては、還付を受けることになるため、期限を過ぎても特に不利益を被ることはありません。その分、還付を受けるのが遅くなります。

また、過年度以前において控除する項目があったのに気が付いた場合にも、申告することができます。ただし、過去5年以内のものに限られます。

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家族の国民健康保険税や国民年金保険料は忘れやすいので注意!

所得控除の対象になる項目で忘れやすいものとして、家族の国民健康保険税や国民年金保険料が挙げられます。

大学生の子どもがいる親御さんは、本人に代わって国民年金保険料を支払っている人がいます。そういった場合、親御さんが支払義務者ではないため、所得控除の対象になるという事を知らない人がいます。

ここでは、所得控除の対象になるという事を覚えておいて下さい。

これらは比較的金額が大きいため、所得控除として申告していなかった場合には、必ず確定申告をしておきましょう。大きな金額の還付を受けることができます。

終わりに

所得控除になる項目は基本的に納税者が自ら申告しなければなりません。何もしなくても控除されるのは、自動的に給与から天引きされる社会保険料など一部に止まります。

そのままにしておくと、本来よりも高い税金を支払うことになります。もし、年末調整で申告していなかったものがある場合には、早めに確定申告をして下さいね。

投稿者:

kou

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