生命保険は相続対策の強い味方だった!!

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親の遺産を巡って兄弟が争う…ドラマでよくみる光景ですが実は現実でもよくあることです。そんな時、生命保険が相続対策として効果的なことはご存知でしょうか?本記事では相続対策としてみた生命保険のメリットを紹介していきます!

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1.日本の生命保険

生命保険に加入している割合が、国民の80%を超えている日本。

世界でも有数の保険大国として知られており、国内にある生命保険会社は40社を超えています。職場にやってくるセールスレディ、あるいは街の保険ショップやネットでの保険相談など、生命保険に加入するきっかけも、様々あるといえるでしょう。

保険、といえば、加入した時は「しっかり確認!」と躍起になるものですが、一旦加入してしまえば数週間で内容をすっかり忘れてしまうのも保険の特徴の1つです。

毎年年末になると「保険料控除のお知らせ」というハガキが自宅に送られてくることで、自分の保険のことを思い出す人も多いのではないでしょうか。

2.生命保険は2種類の控除がある!

生命保険の掛け金を保険料といいますが、保険料控除は

  • 年金保険
  • 医療保険
  • 死亡保険

と以上の3種類に分類されて合計最大年間12万円までの税負担控除があり、これを保険の入口控除と考えると出口控除は「保険金」を受け取る際の基礎控除です。

例えば、1億円の保険金を受け取った場合、仮に配偶者と子供2人が相続人とすれば

500万円✖︎3人(法定相続人の数)=1,500万円。

つまり、1億円の保険金は実際には8,500万円として他の財産と合算されて課税価格になるのです。

ただし、保険金の場合は誰が保険料を支払い、誰が契約し、誰が受け取ったか…という3すくみによって、所得税の対象か贈与税か、あるいは相続税かと課税種類が変わってきます。

つまり保険屋さんがしっかりしていないと、万が一の保険金受け取りで、モメることがあります!


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3.相続対策で、保険が強い武器になるわけ

相続問題で生命保険が役に立つ…といわれると「それは保険屋が儲かるから、そう言っているんじゃないの?」と勘ぐるかもしれません。

ですが、実際に生命保険は相続のあらゆる問題解決に役立つ数少ない金融商品なのです。

その一つとして「少ない掛け金で大きな保険金を受け取れる」というメリットがあります。

仮に、30代夫婦で子供2人という家族が、相続で土地を親から譲り受けたとしましょう。もし、父親が既に死亡しており、60代の母親一人が住んでいた200坪の土地と家屋を相続した場合を想定します。母親が亡くなり、一人っ子だった長男が相続した土地の課税価格が2億円としたら、相続税額は4,860万円になります!

このとき、もし切り売りできない土地だった場合、この家族はせっかくの相続財産を手放さなければならないかもしれません。土地を売却すれば、そこにまた税金が発生します。ですが、もしこの母親の生命保険の保険金が5,000万円あれば…そうです、これで相続税は支払えることになるわけです。

4.モメない相続にも、保険は強い。

相続税は無事払えた…でも、守ったのは土地だけ?確かに上の例では、結果がそういうことになるでしょう。

もし相続した子供が2人、3人と複数だった場合、どういうことになるでしょうか?

実は相続でモメるのは土地絡みであることが一番多いのです。

「兄貴は母親の介護の面倒も見ないのに、実家の土地家屋をもらった!ずるい!」
「何言っているんだ、長兄が実家の後継ぎなのは昔からどこでも決まっているだろう!」…

こういう場合に備えるために、親は自分に保険をかけて、子供を保険金受取人にします。

長兄には実家を残し、次男には保険金。次の長女にも生命保険金が渡るようにしておけば、後で子供達がモメないようにできるわけです。

これが、長兄が代表して保険金が受け取れるようになっていては、元も子もありません。親の死後に3分割どころか、独り占めされて御家騒動になることも予想されます。

生命保険の強みは、保険金受取人の口座に直接現金が振り込まれることです。これならば、誰かが詐取することはできませんし、1,000万円以上もの現金が振り込まれれば、銀行は必ず口座契約者に連絡をしますので、保険金の存在はしっかりと守られるのです。

5.加入するなら「掛け金の安い、終身保険」

保険屋さんにとって、どうしても売りたい保険…それは「手数料収入の高い」商品です。

もちろん、建前では保険外交員も保険FPと呼ばれる人も「お客さんのための保険」を勧めたい、といいますが、実際にはそうではないケースがいくつも見られます。

ここで知っておきたいのは「相続のため」に加入するならば終身保険というタイプだけに加入しなければならない!ということです。それも、できるだけ掛け金が安いもの。

変額終身保険などといった商品も売られていますが、死亡保険金は一生変わらず、掛け金が安いので非常にお勧めなのです。

定期型の保険を勧めてきたり、医療特約や障害特約などいろいろと複雑なパーツを加えるならば、絶対に断りましょう。
相続税対策や相続でモメないために、できるだけ安い掛け金で多くの保険金を残せる商品…特約や特則はいりません。単純に終身保険に加入すること、そして受取人を誰にするかをしっかり決めて加入すればよいのです。

あとがき

生命保険金は相続に強い味方となります。理由は税額控除の存在や保険金受け取りによって遺族が遺産を巡って争うことを避けるという知恵があるからです。ただ、加入すべき保険の種類は「終身保険」ですのでどうぞお気をつけ下さい。以上「生命保険は相続対策の強い味方だった」でした。ここまでご覧頂き誠にありがとうございました。

投稿者:

endo

endo

投資・資産運用・貯金についてレポートしています。 保険会社に勤めていた経験を生かして皆様のお役に立てる情報をお伝えしていきます。