税金から逃げ続けていると課せられる3つのペナルティ

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個人事業主や副業をしている人は確定申告をする必要がありますが、しなくても当面は何も起こりません。しかし、後々とんでもない事態に発展するケースもあるんです。本記事では納税の滞納によって起こる様々なペナルティを紹介致します。

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1.懲役刑が科せられる可能性がある

確定申告は忘れずに!

個人事業主の場合は、毎年3月15日までに確定申告書を作成して税務署に提出しなければなりません。副業で一定以上の所得を得た人も同様です。これは企業の決算に相当するもので、前年の所得がいくらあったのかということと、それを元に計算した所得税の税額がいいくらだったのかということを自ら申告する制度です。税務署はこの確定申告書に記載された金額を課税します。

この確定申告をしない放置している人も稀に見られます。確定申告をしないと所得があったことを税務署に知らせないままになっているため、所得税が課税されません。また所得金額が市町村へ通知されることもないため、住民税も課税されないことになります。つまり本来支払うべき税金を支払っていない状態が続くことになります。

脱税は犯罪

当面の間はそのまま何も起こりませんが、数年経過してから税務調査が入る場合があります。この際に銀行口座の出入金履歴や振込履歴などを見られることになり、確定申告をしていなかった年度に所得があったことが税務署に知られてしまうことになります。これは脱税にあたり、刑事罰の対象になっている犯罪です。5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられます。

最悪の場合には刑務所に入れられてしまう可能性もあるということです。脱税は当面の間は何も起こらず、数年経過してから発覚するケースが多いため、軽視されがちです。しかし懲役刑の罰則もある重い犯罪だということを認識しておきましょう。

2.利息に相当する延滞税

所得を隠して税金を納めていなかったことが税務調査により発覚すると、脱税になってしまうわけですが、かなり大きな金額でない限り刑務所に入れられることはありません。罰則はありますが、悪質でない限り刑事裁判にかけられる例はあまりありません。

しかし、延滞税はしっかりと徴収されます。この延滞税とは利息のような性質のもので、本来納めるべき税金の納期限から納めないままになっていた期間に対して年利7.3パーセントで日割りで計算した金額になります。

例えば所得税を10万円を1年間納めないままになっていた場合は7300円になります。

確定申告をしていなかったことがバレてしまうのは、通常は数年経過した後であるため、実際に延滞税を取られる場合にはもっと大きな金額になります。延滞税はきちんと確定申告をして税金を納めていれば、支払わなくてもいい税金です。

また確定申告をしていないと所得税だけでなく、住民税も納めていないことになるため、住民税に関しても延滞税が取られます。


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3.本来の税額より多く徴収される加算税

確定申告をしないまま放置しておいて、税務調査が入り所得があったことを税務署によって発見されてしまった場合には、本来の税額と延滞税の他に加算税というものが課せられます。

これは刑事罰ではありませんが、ペナルティーとしての意味合いで課せられるものです。そのため税務調査が入る前に、自ら修正申告をした場合には課せられないという特徴があります。

また、加算税にはいくつかの種類があり、悪質さの度合いにより税率が変わって来ます。
確定申告そのものをしていなかった場合には無申告加算税が課せられ、税率は15パーセントです。

これに対して確定申告は行ったものの、申告漏れや間違いなどがあり本来の税額よりも低く申告してしまったというケースがもあります。この場合は過少申告加算税として10パーセントになります。

これらが単なる過失や怠慢によるものではなく、故意に所得を隠蔽するなど悪質な行為が確認された場合には、重加算税が課せられます。無申告の場合は40パーセント、過少申告の場合は35パーセントと非常に高い税率になっているのです。

あとがき

確定申告をせずに放置しておくと、一時的に税金から逃れることができます。しかし、数年後には税務調査が入りそれが発覚すると、延滞税や加算税などが課せられます。そうなると本来よりも多くの金額を納めなければならないということになってしまうのでお気をつけ下さい。近々税金の滞納による差し押さえについて詳しく説明する予定なのでどうぞよろしくお願い致します。ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。

投稿者:

housyoku

housyoku

資産運用・税金についてレポートしています。 資産運用や税金といったイメージのしづらい難解なキーワードをわかりやすく、丁寧に伝えていきますのでどうぞよろしくお願いします。