SONYの金融部門を支える3つの事業

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SONYの連結売上高のうち主力のエレクトロニクス部門以外で重要な位置づけなのが、生保、損保、銀行の3つの金融部門の収益力です。実は金融部門の収益力が最も高いのも現在のSONYの象徴ともいえます。本記事ではその3つの金融部門にそれぞれみていきましょう!

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1.経常収益1兆円を叩きだすソニー生命

SONYの営業利益は金融部門によるところが大きいことは、会社側から発表されている決算短信や有報などからも読み取れる情報です。

その中で最も業績がよく収益力の高い事業といえば、ソニー生命です。
意外に思われるかもしれませんが、SONY本体よりも評価が高く、ムーディーズといった格付け機関も、はっきりとソニー生命を高く評価しているということです。

ソニー生命は、3つの金融部門の生保、損保、銀行の中でも最も歴史が古くオーダーメイドの保険を発売してきたのもSONYらしさを具現化したものだといえるでしょう。ライフプランナーといった、男性の保険の営業マンが増えたのもソニー生命のおかげともいえる業績を残しています。

保有契約高も後発でありながら、業界5位の実績を誇る優良企業として今後も高収益を上げていくでしょう。

2.自動車保険が好調なソニー損保

ソニーの損害保険部門も売上高が好調です。銀行部門の総資産の10分の1程度の規模でありながら、経常収益はその2倍強以上を上げている点を見ても効率性を重視した経営を行っています。

ソニー損保といえば、自動車保険です。ネットを中心にテレビCMでもしっかりとPRをしていることから、知名度も抜群です。

ソニー損保の自動車保険の人気の秘密は、保険料試算ができ他社との比較もしやすいことです。無駄な保険料を減らしたい敏感な消費者のニーズにマッチした経営を行っています。
ネットを中心に営業していることから、人件費にもそれほど人員を割くことなく、サポート態勢の充実やコスト削減を大胆に行うことで、収益力を向上させることができています。

またソニー生命と比べると、まだまだ事業規模が小さく今後もまだ伸びる余地があることも見逃せない点です。


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3.ネット銀行参入で成功を収めるソニー銀行

業績も業界でのシェアも好調なソニー生命の設立の後、金融の自由化の波に乗り、2001年にソニー銀行を設立しましたが、他のインターネット銀行との違いといえば、外貨預金や投資信託の販売が好調だということです。

住宅ローンの販売も好調でついに預金残高もネット専用銀行の中ではシェアが25%を占めるなど、異業種からのネット銀行参入で成功を収めています。独自の個人資産管理ツールも利用者には好評で、個人資産をネットで自己管理しようという意識の高いユーザーに受けているということになります。

すでに成功していたソニー生命のおかげで住宅ローン販売もうまくいったことは想像に難くないというわけです。いずれにしても、ソニー銀行もソニーの看板なしでは、発展しなかったわけですから、プラスの相乗効果を生み出しているといえます。

あとがき

SONYの金融部門はソニーフィナンシャルホールディングスになっており、SONY本社が60%を出資しています。モノ作りが主体だったSONYに新しく加わった生保、損保、銀行といったバランスのよい金融3部門により、SONY本体の業績を支えるようになっています。逆にいえば、SONYが大胆な戦略に出すことができるのも、業績好調な金融部門のおかげといったところかもしれません。自社で金融機関を持つことで、資金調達や信用力も向上したいい例だといえます。近々それぞれの部門をそれぞれ説明する予定なのでどうぞよろしくお願い致します。ここまでご覧頂き誠にありがとうございました。

投稿者:

masariya

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投資・実物資産・貯金・預金についてレポートしています。 投資は情報戦、皆様が得したと感じてもらえるような情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願い致します。