学資保険を選ぶ前に知っておきたい4つのこと

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子供が生まれたらとりあえず学資保険で貯蓄!
そういうパパ・ママは少なくありません。マタニティ雑誌やネット情報では「返戻率」をキーワードにするものが多いのですが、本記事ではその前に知っておいてほしいことをまとめました。

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1.まずは自分のライフプランを図式化してみよう

子供の成長は、親の成長と重なります。父親が働き、母親が専業主婦…という家庭もありますが、最近は両親共働きで、家計を支えるのが当たり前になってきました。

そうなると、母親の収入が子育てによって一時的に0になる方もいれば、以前よりも少ない額ながら子供の成長と共に、復職していくケースもあるでしょう。

大事なのは、子供のイベントが何年目にあるのかを把握することです。

幼稚園が3年保育ならば4歳から
小学校は6歳、
中学は12歳、
そして一番学費のかかる高校は15歳から始まります。

時間軸を考えてみましょう。
30歳で子供が0歳の場合、45歳の時の月収はどのくらいでしょうか?高校2年、3年ともなると課外活動や塾に費用といった「学校外費用」が増加します。文部科学省「子どもの学習費調査」平成24年度によれば、高校3年生の学校外費用は、年間平均で20万円(公立)から35万円(私立)がかかります。

高校3年生(17歳)から大学、あるいは専門学校に入学するときは、授業料や学費、場合によっては一人暮らしの費用など、一時的に100万円を下らない費用が必要になります。このときの費用がその時々に捻出できれば学資保険は不要ですが、心配ならばぜひ備えたほうがいいわけです。

2.ライフプランが描けたら、「満期保険金」の時期を考えよう

ここまで来ても、生まれたばかりの赤ちゃんを横目に、なかなか15年後、18年後の自分や家族、子供の姿が思い浮かぶ人は少ないでしょう。ですが、今住んでいる住宅はいかがでしょうか?賃貸なのか、それとも一戸建てやマンションを購入する考えはあるのでしょうか?

住宅を新たに購入する、となれば4,000万円、5,000万円といった費用がかかるかもしれません。頭金はどのくらいかかって、住宅ローン返済は何年で、月々の支払いやボーナス月払い額は…?としっかりと考えていくはずでしょう。

ここで、学資保険の満期と住宅ローンの返済が、クロスして関わってくることに注目しなければなりません。つまり、一方で「返済」、もう一方で「貯蓄」していかなければならないわけです。毎月の返済額が多ければ、貯蓄には回りません。ですが、ローン返済額が少なければ、貯蓄はできますが老後にまで返済を続けなければならないことになります。

そこで、満期保険金、つまり最低いくら貯めよう!というポイントを決めるのです。17歳に500万円、などと一括で受け取る方法にするのか、それとも3歳、6歳、12歳などとお祝い金付きに分割で受け取れるようにするか…。

家族の思い出を大切にしたいから、分割で受け取ろう、と考えるのもよし。いや、将来の大学進学だけはしっかり用意する!と決めて固い意志で満期保険金を作る!と考える方もいらっしゃることでしょう。


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3.いよいよ学資保険の「受け取り方」に進みましょう!

実は学資保険は「分割受け取り方式」と「一括受け取り方式」に分かれています。例えばフコク生命の学資保険の場合は「ステップ型」と「ジャンプ型」の2つがあり、ステップ型は3歳、6歳…とお祝い金があって、最後に満期保険金が受け取れます。ジャンプ型は2回に分けて受け取れる満期保険金のパターンです。

これに対して日本生命の場合は、18歳に大きく受け取った満期保険金のあとで、翌年から22歳まで分割して合計5回に分けて学資金が受け取れます。これは、大学に入った後にこそお金がかかる…という考え方に基づくもの。

また、17歳に一括して受け取れる満期保険金であったり、22歳満期で保険金を受け取れるものであったりと、受け取れる時期が一回だけという商品もあります。また、払い込み期間も重要です。45歳で生まれた子供の場合、親が60歳でも子供はようやく高校1年生です。ただ、給与が一番多い世代が40代から50代。ですから、この時期に5年や10年で一気に払い込みを済ませ、学資保険に貯蓄していくことも可能になるかもしれません。

4.返戻率は数字にごまかされないようにしましょう!

学資保険選びのポイントは、返戻率にあり!そういうアドバイスがかなりありますが、それは実は正しいとはいえません。なぜなら、返戻率とは「いくら支払って、いくら返ってくるか」という方程式でしかないからです。

もし、22歳まで支払って22歳が満期保険金の場合で、返戻率が110%の商品と、17歳まで支払って17歳満期で返戻率が105%の場合、どちらがお得、といえるのでしょうか?長く払い込むことと短く払い込むことの違いをよく考えて、絶対に100%を割らないような学資保険であれば、まずは問題ないと考えましょう。

そもそも、学資保険とは貯蓄とはいいながら「生命保険」です。つまり、契約者である父か母、あるいは祖父母が亡くなった場合は、それ以降の保険料(積立)はいらなくなり、子供が17歳、18歳などと満期になった時点で「天国から仕送り」をしてもらうもの、それが学資保険なのです。

ですから、返戻率ばかりにポイントを奪われ、子供が15歳に留学することになって、急に大きな費用が必要になった…などという変化にも耐えられるような商品であるかどうか、つまり、加入して1年目にいくら、2年目にいくら…と積立額がどうなっているのかをしっかり資料として受け取れる会社でなければ、あとあと問題になることがあるわけです。

子供の将来に資金を投入するのが学資保険。学資保険の満期に合わせて子供の将来を決めることにならないようにしたいものです。

あとがき

学資保険に加入するときは、いきなり商品選びをするのではなく、いつを満期にするか、いつまで支払うか、満期は一回か複数か…などを決めてから会社選びをすることが大切です。返戻率が高いというだけでなくご自身の生活に合った保険をお選び下さい。近々実際に学資保険に入る手順を説明する予定なのでどうぞよろしくお願い致します。ここまでご覧頂き誠にありがとうございました。

投稿者:

endo

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投資・資産運用・貯金についてレポートしています。 保険会社に勤めていた経験を生かして皆様のお役に立てる情報をお伝えしていきます。