年金保険を選ぶ4つの比較要素

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生命保険の中で「老後の貯蓄」というイメージが強いのが、年金保険です。年金保険には「確定利回り」の年金保険と「変動型利回り」の変額年金保険が販売されています。本記事この2つを説明しながらを年金保険を選ぶ際に気にして欲しい4つのポイントをご紹介します。

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1.安定性を求めるか、インフレに対応する方を選ぶか

年金保険でまず知っておきたいのが「確定年金」と「変額年金」です。

確定年金

確定とは、文字通り「決まっている」ということ。月払い・年払いなどの掛け金(保険料)と受け取る年金額が決まっていることから、従来の年金保険は全てこのパターンでした。

日本では、年金保険に加入する人のほとんどが50代です。子育てが終わり、自分たちの老後を考え始める世代が、年金保険に関心を抱くわけです。こうした人たちの多くは、老後の安定した生活を求めますので、将来受け取れる年金額が決まっているほうが安心感が強い確定年金にします。

変額年金

消費税の上昇や物価の底上げなどが強まり、現在の貨幣価値が10年後、15年後には下落しているのではないか、と不安視する人も少なくありません。会社勤めならば給与も上昇していきますが、定年後の収入は国の年金だけ、という方にとっては安定した年金も逆に心配の種になってしまいます。

そこで販売されているのが「変額年金保険」です。これは毎回の保険料は変わらないものの、将来受け取る年金額が「変動」するという商品。変動の仕組みは「運用」にあります。

保険とはいいながら、実は保険会社が株式や債権などに投資をして、得られた収益が受け取る年金額に加算されていく、というものなのです。ただし、これは年金額の最低保障はなく、運用成績によっては年金額が減額されるリスクもあります。

2.保険料の支払い方法

一括?分割?

国民年金・厚生年金・共済年金などは毎月の給与天引きであったり、銀行で支払うなど「分割支払い」が前提になっています。国民年金の場合は一定期間分の一括支払いが可能ですが、基本的に分割で徴収されていきます。

ところが、生命保険会社の場合は一時払いもあれば、分割払いも可能。特に確定年金保険だけでなく変額年金保険では、積立金を増やしたり減らしたりの自由度が高いため、一時的に余裕となった資金を変額年金に投ずることもできるのです。

払い込み期間を決めよう

支払い方法を決定したあとは、保険料の払い込み期間の設定です。払い込みが10年間、受け取り期間も10年間とするか、あるいは20年支払って10年間受け取るか…といった10年間受け取り型が主流の中、生きている間受け取れる終身型も存在します。

ただ、10年間受け取るにしても、終身で受け取るにしても、年金原資である保険料が相当なければ受取額に反映できません。ですから、年金保険に加入する場合「今ある資産を少しずつ老後へ移動する」くらいの考え方で支払い方法、期間を決めるのが正解です。


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3.受け取る年齢、金額

年金保険の受け取り年齢をどうするか、これは個人によって考え方が大いに分かれるところでしょう。30代から勧められるがままに加入した人、40代に加入、そして50代に加入…とケースは分かれます。会社員や公務員は退職金がありますが、自営業者はありませんから個人年金を退職金代わりにするケースがあります。とりわけ、個人で事業を営む方にとって、退職一時金よりも、少しずつ仕事を減らしつつ個人年金を受け取るというのも、良い考え方でしょう。

つまり、自分が何歳でリタイアするのか、あるいは年齢にあった仕事量にしながら、自分への年金を設定するか、ということが重要です。65歳からは毎月3万円程度個人年金のお世話になって、75歳過ぎれば国民年金や蓄えで暮らせるだろう…などと考えることが個人年金加入の第3ステップといえるのです。

4.どの会社の商品にするかを考える

返戻率

個人年金保険はリターンの高さで選ぶのが大事です。保険料の総額はいくらで、受け取る年金保険額はいくらになるか…これは会社によって大きく変わってきます。

個人年金保険は生命保険会社にとって「うまみのない」商品といわれていますので、積極的に販売されるとはいえません。だからこそ「返戻率」が高い商品にすべきなのです。

個人年金

仮に40歳に加入し、60歳まで支払い、5年間据え置きで(寝かせている、と考えてください)65歳から10年間受け取る商品は、生保各社に存在します。つまり、どの会社もラインナップが非常に似ている、といっても良いわけです。ですから、比較しやすいのが個人年金といえるのです。まずは、パンフレットを取り寄せること。これで比較していきましょう。

変動個人年金

変額個人年金の場合は、保険会社で販売するものもあれば、銀行の窓口で販売されているものもあります。中には聞いたことのない保険会社の商品を銀行で扱っていることがあり、調べてみると銀行でしか扱わない商品が変額年金保険だった…というケースもあります。

銀行では「投資信託」という商品を扱っていますが、変額個人年金保険も「投資」のシステムを使っています。保険料の一部が運用されていくのですが、そのパターンは加入者が選択しなければなりません。運用成績には自己責任が発生するのですが、運用次第では年金額が増えるというメリットも享受できるのです。

あとがき

個人年金保険、変額年金保険ともその特性をよく知っておくことで、自分のこれからの人生にうまく当てはめていくことができます。要は払い方や払い込む期間、そして金額や運用と、できれば余剰資金を活用するためのもの、と考えるのがよいでしょう。本記事では年金保険についてその種類について詳しく紹介しました。近々おすすめの年金保険を詳しく紹介する予定なのでよろしくお願い致します。ここまでご覧頂き誠にありがとうございました。

投稿者:

endo

endo

投資・資産運用・貯金についてレポートしています。 保険会社に勤めていた経験を生かして皆様のお役に立てる情報をお伝えしていきます。