養老保険に加入するための4ステップ

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生命保険の中には貯蓄ができるものが数種類あります。有名なのが「学資保険」と「年金保険」。実はこの2つは「養老保険」の一種なのです。保険を利用して貯蓄する養老保険は家計の強い味方として多くの方が加入しています。本記事では養老保険に加入するときにやるべきことを説明していきます。

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1.まずは養老保険の仕組みを理解しよう

生命保険には「死亡保険金」や「入院給付金」など、万が一の時にお金が貰える仕組みがそろっています。ですが、養老保険の場合は保険外交員から「貯蓄に有利」と勧められることがあるでしょう。

保険なのに、貯蓄?いったいどういうことなのでしょうか?

例えば、Aさんが銀行に毎月3万円を預けたとしましょう。年間に36万円が貯まり、10年間では360万円と金利分が口座にあることになります。

同じように、Bさんが養老保険に加入し、毎月3万円を支払えば、10年間では同じように360万円とプラスαがついて、満期保険金になるわけです。

さて、Aさんは銀行口座に3万円を預け、3年後に死亡したとします。銀行口座には3年間の積立額108万円が残されました。ところが、養老保険に払っていたBさんは、満期保険金360万円が遺族に支払われたのです。

つまり養老保険の場合は「積み立てていくお金」の中に「保険の料金」も含まれていることになります。

毎月の積立金は銀行も保険も同額。なのに、保険金分までが入っている養老保険。ですから、養老保険は貯蓄と保険の「二刀流」というスーパー保険というわけなのです。

2.養老保険に加入する「動機」を決めよう!

「わたしはこうやってお金を貯めた!」という見出しに目が止まったことはないでしょうか?

1年間で100万円を貯めた、10年で1,000万円貯蓄した…という人が結構いるようです。こうした人の中には「投資」という方法でお金を「増やす」パターンもありますが、養老保険は投資ではありません。毎月、毎年の掛け金(保険料)は同額、そして満期保険金も初めから決まっているのです。

逆にいえば、毎月いくら貯蓄するか、というタイプの人は「月々の保険料」をしっかり決めて給与天引きにするのがよいでしょう。毎月3万円、5万円、10万円と天引きされれば、残りの金額で生活していく習慣がつくわけです。

満期保険金を1,000万円と決めて、養老保険に加入するのも一案です。10年で貯めるなら毎月83,333…円の計算。10年間で住宅購入の頭金にしよう、でももしその間に自分が死んでしまった場合は、家族に1,000万円を残すことができる…という考え方もできるのではないでしょうか?

つまり、養老保険を貯蓄だけと見るか、貯蓄+保険と見るかで加入動機が分かれてくるのです。


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3.「積立金額」と「積立期間」を考えよう!

銀行預金と違い、生命保険は「毎月」「毎年」必ず保険料を払わなければなりません。

もし一度二度と支払いが滞った場合は「失効」という状態に陥ります。
養老保険の場合は、過去の保険料の積み立てた部分から保険料が引かれる、というケースもありますが、そうなると首尾よく満期保険金全額が用意できなくなってしまいます。

ですから、絶対に毎月支払える保険料にすること。そして支払う期間(積立期間、保険期間)をしっかり決めます。保険期間は10年間、20年間といったキリのいい時間軸のものもあれば、40歳まで、55歳まで…と年齢的にキリのいいケースなどがあります。

ここでよくよく考えたいのは、経済状態の動向です。経済がインフレであり、今後賃金や株価が上がって行くようならば「今の1,000万円」が20年後に「800万円」「650万円」になっている可能性があります。

その反対に、デフレに向かっている場合は「今の1,000万円」が将来「1,200万円」の価値になっている可能性があるでしょう。そうした場合、養老保険には「利差配当付き」と「利差配当なし」のどちらかを選ぶとよいわけです。

今後の経済がインフレに振れそうならば、利差配当付にしておくのが正解です。保険会社は顧客から集めた保険料の一部を様々な株式や債権に投資しています。その利益が利差配当として養老保険の満期保険に付加されていくのです。また、デフレ予測ならば、利差配当なしを選びます。これは配当付きよりも毎月の保険料は安く済みます。どちらにせよ、養老保険は固定されている満期保険金と死亡保険金が安心感を生むのです。

4.特約、特則は必要?商品内容を吟味しよう!

ここで、2の「動機」にいちど戻ってみましょう。なぜ養老保険に加入するのでしょうか?貯蓄ですか?それとも貯蓄+保険?

実は、養老保険は10年間や15年間といった期限付きの保険にもかかわらず「特約」や「特則」といった「付属品」がしっかりと載せられて入るケースが少なくありません。

例えば「入院特約」「手術給付金特約」「傷害特約」「定期特約」など。これらは満期までの間に病気や怪我での入院費用、大怪我などのときのお見舞い金、あるいは死亡した時に更に増額される死亡保険金など、様々なものが用意されています。

こういった特約は、あって損はないでしょう。もし万が一があれば使えるのが保険です。が、大事なのは目的です。貯蓄に絞って養老保険に加入するならば、敢えて医療や死亡の特約は不要。特に、入院や手術のための医療保険は、高齢になればなるほど保険料が上がり、なおかつ加入できなくなりがちです。

養老保険は動機と目的をしっかり保って、シンプルに加入するのが一番です。そして健康なうちに加入することが、一番お得、といえるのです。

あとがき

養老保険は多くの保険会社にラインナップされていますが、積極的に勧められる商品ではありません。貯蓄と保険という2つの意味を持つこの保険は、しっかりした動機と目的を持っていなければ、続けられないケースが多いからなのです。しっかりとした計画で無理のない貯蓄をしましょう。以上「養老保険に加入するための4ステップ」でした。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

投稿者:

endo

endo

投資・資産運用・貯金についてレポートしています。 保険会社に勤めていた経験を生かして皆様のお役に立てる情報をお伝えしていきます。