女性が刻まれたアメリカの硬貨 10セントの光と影

現在の10セント硬貨のデザインはフランクリン・ルーズベルト(第32代大統領)です。しかし、それ以前の10セントは様々な女性の肖像が描かれていました。その紹介と謎に迫ります。

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女性が彩るアメリカの硬貨 10セントの光と影

・ 自由の女神、知の女神など、10セントを彩った女性銀貨像

アメリカ貨幣が共通で、主に女性のデザインに盛り込まれているのは『自由の女神』です。

しかし、10セント貨幣だけは自由の女神以外にも様々な女性が登場します。

初代はドレイプト・バスト(長髪の人物の胸像 1796年〜1807年)

モデルは政治家のウィリアム・ビンガムの妻、アン・ウィリング・ビンガムです。

彼女は、フィラデルフィアの社交界では有名人でした。

ちなみに星の数は、アメリカ当時の州があった数です。

これはヴィンテージコイン共通で、発行された年数によって同じデザインでも星の数が違うものがありました。

次はキャップト・バスト(帽子を被った人物の胸像 1803〜1837年)

モデルは同じ女性です。

しかし、帽子をかぶっている特長と、技術の進化でコインがやや小さめです。

・ デザイン変化と謎の女神

シーテッド・リバティ( 座った女神像 1837〜1891年 )

自由の女神ですが、こちらのデザインは座っているデザイン。

裏には大抵は鷲が描かれていますが、花冠に囲まれて『ONE DIME』と刻印されています。

表の美しさと、裏のシンプルなデザインが印象的な硬貨です。

バーバー(女性の横顔 1892〜1916年)

この女性には、これというモデルは存在しません。

しかし、花冠と月桂樹をかぶりヘッドバンドには『LIBERTY』の刻印があります。

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・ 悲劇の女神と現在のコインの肖像

女性デザイン最後となる硬貨、ウィングド・リバティ・ヘッド( 別名・マーキュリー 1916〜1945年)

この年数はちょうど第一、二次世界大戦と当たります。

マーキュリーは知の女神と、裏のデザインには平和を表す『オリーブの枝をあしらった束桿(ファスケス)』が問題になりました。

これが原因かは定かではありませんが、マーキュリーを最後に10セント硬貨の女性デザインが途絶え、現在の硬貨となりました。

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・ マーキュリーに関するトリビア

実はマーキュリーは『最も美しいアメリカ硬貨』と称され、発行部数も少ない事から高値で取引されています。

更に女性像を象ったセント硬貨は色々あれどマーキュリーだけ10セント以外には登場しません。

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・ 現在の10セントに『彼女の名残』

現在のデザインはフランクリン・ルーズベルト、それは表の話。

裏にはマーキュリーの硬貨の裏のデザインに使用された『オリーブの枝をあしらった束桿』が使われています。

これは、何の意味を示しているのでしょうか。

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あとがき

アメリカの10セントについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

ずっとアメリカの硬貨である10セントは女性が描かれていましたが、1946年以降、男性であるフランクリン・ルーズベルト(第32代大統領)に変わってしまいました。

興味のある方はぜひ調べてみてください。

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投稿者:

kou

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