アレキサンダー・ハミルトン10ドル紙幣肖像画に選ばれた3つの理由

アレキサンダー・ハミルトンはアメリカ合衆国の初代財務長官を務めた人物で、現在のアメリカの10ドル紙幣の肖像として描かれています。ではなぜ、ハミルトンが10ドル紙幣の肖像として選ばれたのかを解説します。

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アレキサンダー・ハミルトン10ドル紙幣肖像画に選ばれた3つの理由

■アメリカ合衆国建国の父のうちの1人だった

アレキサンダー・ハミルトンは日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、あのジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソンと同じ「アメリカ合衆国建国の父」の一人です。

また、アメリカ合衆国憲法の実際の起草者であり、アメリカ最古の日刊紙ニューヨーク・ポスト紙やアメリカ最古参のニューヨーク銀行(バンク・オブ・ニューヨーク)の創業者でもあるなど、今日のアメリカにとって無くてはならない人物でした。

特に、アメリカの一般人の認識として「最も尊敬される銀行家」というとジョン・ピアポント・モルガンが挙がるのですが、ウォール街の投資家の間では、アレキサンダー・ハミルトンで一致して認識されるほど優れた銀行家だとされています。

このように、アメリカ合衆国そのものの成り立ちに加え、数々の経済政策や創業など、経済の発展の基礎を築いた非常に重要な人物でした。

つまり、アレキサンダー・ハミルトンはドル紙幣の肖像画としてふさわしい人物であったわけです。

■国民に敬愛の念を抱いてもらうために

アメリカやその他の多くの国において、通貨というものはそれを通して国民に国家として敬愛の念を抱かせるという目的がより強く、紙幣のデザインにそれがしっかりと反映されています。

そういった意味では、日本では紙幣におけるそのような意図は他国と比較して少ないと言えます。

そのためアメリカをはじめとしたこのような国では現国王や、建国の歴史にまつわる英雄的人物の絵柄を採用することが多いのです。

ただし、アメリカ合衆国では法律によって生存している人物の肖像画を載せることは禁止されています。

そのため、現大統領や近年の政治家などが選ばれることはなく、肖像画となるのは故人に限られています。

その意味でアメリカ国民が尊敬する対象であり経済の象徴でもあるアレキサンダー・ハミルトンはとても最適な人物であると言えます。

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■ドルはより少額であるほど権威的

紙幣の肖像画を選ぶ際に誰をどの額面の紙幣に採用するのか、という基準は国によってさまざまです。

日本であればより高額な紙幣ほど権威的であるとされ、高額な紙幣により偉大とされる人物を肖像として選びます。

逆にアメリカでは小額の紙幣ほどより人の目に触れる機会が多いという理由からより小額の紙幣に偉大な人物を印刷しています。

アレキサンダー・ハミルトンは5ドル紙幣のエイブラハム・リンカーンにつぐ10ドル紙幣の肖像として選ばれています。

つまり、10ドル紙幣の肖像として選ばれているアレキサンダー・ハミルトンが偉大な人物であることがわかります。

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▶︎樋口一葉が五千円札の紙幣肖像画に選ばれた3つの理由

あとがき

ドル紙幣の肖像の由来を調べていくとアメリカの歴史が垣間見えてきます。

興味のある方はもっと詳しいところまで調べてみると面白いですよ。

投稿者:

kou

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