ベンジャミン・フランクリンが100ドル紙幣肖像画に選ばれた3つの理由

ベンジャミン・フランクリンはアメリカ合衆国の政治家、学者だった人物で100ドル紙幣の肖像として描かれている人物です。では、なぜフランクリンが100ドル紙幣の肖像として選ばれたのかを解説します。

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ベンジャミン・フランクリンが100ドル紙幣肖像画に選ばれた3つの理由とは

■アメリカ国民からの高い人気を集めた天才

ベンジャミン・フランクリンはアメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者として、アメリカでは広く知られています。

日本でも彼の考案したスケジュールを元にした「フランクリン・プランナー」などの人気もあってよく知られている人物です。

フランクリンはアメリカ独立宣言の起草委員となって、トーマス・ジェファーソンらと最初に独立宣言に署名した5人のうちの一人で、独立戦争においても欧州諸国との外交交渉を進めアメリカ独立に多大な貢献をしました。

また、10歳で学校教育を終えるなど非常に頭のいい天才で、凧を使った実験で雷が電気であることを明らかにした功績は特に有名です。

それ以外にもロッキングチェアーや遠近両用眼鏡、グラスハーモニカなども発明するなどの非常に優秀な業績を残しました。

また、それらの発明に関する特許は取得せず社会に還元、政治的にも己を含めて権力の集中を嫌うなど、その人間性は、個人崇拝をあまり良しとしないアメリカ国民からの多大な支持を得る魅力を持った人物でした。

このようにアメリカ建国のみならず、社会や科学の発展においても多大な寄与をしたベンジャミン・フランクリンはドル紙幣の肖像にふさわしい人物として選ばれることになりました。

■国民に敬愛の念を抱いてもらうために

アメリカや数多くの国において、通貨を通して国民に国家に対する敬愛の念を抱かせるものであるという意識が強いことが多いです。

そのために、紙幣のデザインにもそれが大きく反映されます。現在の日本銀行券では紙幣におけるそのような意図は薄く、どちらかといえば世界的には特異な部類と言えます。

そのため多くの国では、紙幣の肖像には在位中の国王や、建国の歴史にまつわる英雄的人物の絵柄を採用することがほとんどです。

しかし、アメリカ合衆国では法律によって生存している人物の肖像画を載せることは禁止されていますので、現大統領や近年の政治家などは肖像画として選ばれません。

そのため、選ばれるのは故人に限られています。

その意味で、アメリカ建国の父であり、アメリカ国民より今も称えられているベンジャミン・フランクリンは最適な人物であると言えます。

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■ドル紙幣はより少額であるほど権威的とされている

紙幣の肖像画を選ぶ際に、誰をどの額面の紙幣の肖像にするのか、という基準はその国々によってそれぞれ異なります。

日本では、高額な紙幣ほど権威的だということで、高額な紙幣ほど偉大と思われる人物を肖像として選びます。

逆に、アメリカでは小額の紙幣ほどより多くの人に使われ、目に触れる機会も多いという理由から、小額の紙幣であるほど偉大とされる人物を肖像にするようにしています。

ベンジャミン・フランクリンは、現在発行されているドル紙幣としては最高額である100ドルの肖像として選ばれており、より少額に印刷されている歴代大統領などよりは下位の位置づけにはなります。

それでも、彼は非常に優れた人物であり、アメリカ国民からの支持も高いため、他の偉人をおさえ選ばれているのです。

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あとがき

ドル紙幣の肖像の由来を調べると、日本の教科書では知り得ないアメリカの歴史に触れることができます。

これを見て興味を持った方はより深く調べてみてもいいですね。

投稿者:

kou

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