トーマス・ジェファーソンが2ドル紙幣肖像画に選ばれた3つの理由

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トーマス・ジェファーソンはアメリカ合衆国の第2代副大統領および第3代大統領であった人物で、アメリカの2ドル紙幣の肖像画に採用されています。
本記事ではなぜ彼が2ドル紙幣の肖像として選ばれたのかを解説します。

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1.アメリカ合衆国建国において重要な人物だった

アメリカ独立憲法の主要作者

トーマス・ジェファーソンは同じドル紙幣の肖像であるジョージ・ワシントンやエイブラハム・リンカーンと比較すると日本人の間では若干認知度が劣ります。

しかしトーマス・ジェファーソンはアメリカ合衆国の第2代副大統領および第3代大統領であった偉大な人物であり、アメリカ合衆国独立の際のアメリカ独立宣言の主要な作者でアメリカ合衆国建国の父の一人である、アメリカ人にとっては象徴的で権威的な人物です。

偉大なアメリカ大統領の一人

今現在に至るまで、2期を完全に務めたアメリカ合衆国大統領の中では議会の法案に対して一度も拒否権を発動しなかった唯一の人物でもあり、歴代のアメリカ合衆国大統領としても特に偉大な人物の一人として学者たちからも評価されています。

このようにトーマス・ジェファーソンはアメリカ国民にとって特に象徴的な人物であるため紙幣の肖像画として選ばれることになりました。

2.国民に敬愛の念を持ってもらうため

アメリカやその他の多くの国においては日本と比べて、通貨を通して国民に国家として敬愛の念を抱かせるという目的がより強く紙幣のデザインに反映されることが多いです。

そのためそのような国では現国王や、建国の歴史にまつわる英雄的人物の絵柄を採用することが多いです。
ただアメリカ合衆国では法律によって生存している人物の肖像画を載せることは禁止されていますので、アメリカでは現大統領や近年の政治家などが選ばれることはなく故人に限られています。

その意味でアメリカ国民の敬愛の対象としてトーマス・ジェファーソンは最適な人物であると言えるでしょう。


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3.金額による権威の差

少額であるほど偉大な人物

紙幣の肖像画を選ぶ際に誰をどの額面の紙幣に採用するかという基準は国によってさまざまです。

日本であればより高額な紙幣ほどより偉大とされる人物を肖像として選びますが、アメリカでは小額の紙幣ほどより人の目に触れる機会が多いという理由からより小額の紙幣に偉大な人物を印刷しています。

その意味で最も人の目に触れる1ドル紙幣にジョージ・ワシントンが印刷されており、これは彼の功績とアメリカ国民に対する権威を考えれば当然とも言えます。
そしてその次の小額紙幣にあたる2ドル紙幣に、ワシントンに次いで権威的であるトーマス・ジェファーソンが選ばれているわけです。

実は使い勝手が悪い…

ただ理屈上はそうなのですが、実際には2ドル紙幣は日本における2000円札のように使い勝手が悪いとされ流通量が著しく少ないものになっています。

そのためアメリカ国内でも見ることがかなり珍しい紙幣となっており、それを手にすることは幸運とも縁起が悪いとも言われるほどになっています。

ただ逆に日本の2000円と同額に近い20ドルは非常によく流通して使われており、そのあたりの差が面白いところではあります。

あとがき

このようにアメリカの紙幣には様々な由来やトリビアがあります。興味があればより深く調べてみると面白いのではないでしょうか。近々他の肖像画人物についても紹介していきますのでどうぞよろしくお願い致します。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

投稿者:

nishimura

nishimura

紙幣・硬貨、通貨をレポートしています。 幅広い知識と経験で質の高い記事を書いていきますのでどうぞよろしくお願い致します!