日本は他国に寄付するほどお金はあるのか

日本といえば、バブル経済時代には今の中国のようにたくさんのお金持ちが誕生し、不動産を購入し企業を買収しました。しかも、日本国内だけではなく、海外にも進出していったわけです。

ところが、寄付というと日本には寄付の習慣がないのかお金が余っていないのか、アメリカと比べると圧倒的に金額が少ないという調査結果が出ています。

実際には日本人は他国に寄付をするほどお金がないのでしょうか?それともあっても寄付をしないのでしょうか?寄付という面から日本のお金について考えていきます。

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ポイント1.

・日本人は寄付をする習慣がほとんどない

アメリカと日本を比べると、無償で金銭や財産を自発的にあげるという人は大変少ないです。

寄付といえば、東日本大震災のときの義援金や年末に行われる赤い羽根共同募金などの活動があります。

しかし、基本的にはお金を持っている人から寄付を促したり、一般の人から広く薄くお金を集めるような形になっています。

アメリカと日本では、寄付に関する金額でみても100倍以上の金額の差があります。それは、確かに国の大きさや人口の規模が影響しています。

だが、お金持ちが積極的に寄付をする、という習慣が日本人にはほとんどないとも言えます。それは、国民の国に対する信用が低いことが影響を与えています。

また、寄付にも税金がかかることがあり、日本特有の事情があって寄付をする人はごくわずかとなっています。

ポイント2.

・日本人は寄付をしないが、ODAという形で海外で多額の資金援助をしている

寄付をしない日本人ですが、税制のおかげで大金持ちが誕生しにくい現実もあります。

さらに、国単位でのお金の援助を行っています。それがODAです。ODAは政府開発援助といって、発展途上国へのインフラ整備のための低金利での融資になります。

ODAには無償資金の提供もありますが、日本の場合は有償での資金協力が主要なODAとなっています。有償でも円借款といって、円建ての貸し付けということになります。

日本は通貨を発行する国ですので、円建ての貸し付けを行うことができます。ただ、円高であればその価値もありますが、大幅な円安局面では円そのものの価値も下落傾向にあります。

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ポイント3.

・ODAでも基本は有償援助(円借款)だが、無償援助もある

ODAには、円建ての有償援助もありますが、無償援助や技術援助もあります。無償援助では、病院や建物に対して日本政府がお金を出して作ります。

ところが、有償援助はいくら金利が低いからといっても、有償援助の比率が高いため、受け取る利息は無償援助の金額よりも多くなっています。

結局は同じお金が無償援助に回っているということになります。技術援助にしても日本の技術の導入を促したり、機械やシステムを導入するときに日本政府がお金を出します。

つまり、どうやっても日本企業が絡んでいるということで、発展途上国への日本進出の足掛かりと言えます。

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ポイント4.

・ODAという形での援助は実は紐付きで寄付とは程遠い仕組み

ODAは無償援助もあり、国家単位の寄付といえば聞こえはいいですが、実際には発展途上国への先行投資として考えられ、寄付どころか紐付きであり、日本の技術や機械、システムを日本のお金で普及する極めて当然な行為であると考えたほうがいいと言えます。

お金だけを出す、といった寄付は、個人で行うこともありますが、先ほどの国内の例を見ても金額や規模そのものが小さくなっています。

中国へのODAもありましたが、すでにアメリカに並ぶ経済大国となったわけで、円借款も終了し無償援助や技術援助を行っています。

あとがき

日本は他国にお金を寄付するほどお金がある、というよりも発展途上国への先行投資としての意味合いから、円借款や無償援助を行っています。

日本人は寄付をしない国民性を持っていますが、大金持ちが少ないことからも、寄付といっても自発的なものよりも、広く薄く集めるような形での寄付に特徴があります。

また、無償援助とはいいながら、実際には有償援助の利息内に収まっており、金額としてはかなり少ないといえます。

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投稿者:

kou

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