ソニー生命が成功した3つの理由

ソニー生命は総資産5兆円を超え、生保業界でも後発で最も成功した会社です。ソニー生命が誕生してからすでに30年以上経ちますが、なぜSONYが生保事業を始め、そして成功したのでしょうか。本記事では大きく3つの理由に分けていきます。

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ソニー生命が成功した3つの理由

1.ソニーの金融部門は創業当初から考えられていた

SONYが金融部門を持つようになったのは今に始まったことではなく、創業当初からの盛田昭夫の強い想いや事業の安定化、信用力を向上させるためにモノ作りSONYとは別の方向で考えられ進められてきたものです。

つまり、金融部門が全くSONYのモノ作りと無関係だと考えられていない点が他の大手電機メーカーとの大きな違いだと言えます。

金融部門は車の両輪であって、両方の力とバランスが噛みあえば、より強いSONYが実現するものと考えていたわけです。

SONYが最初に手掛けた金融事業が、生命保険事業でした。

1970年代といえば、まだ金融自由化のかなり前であり、生命保険の世帯加入率も90%を超えていた時代だったのです。

逆風の中始まったソニー生命は、少しずつ認知され契約を獲得していくことになります。


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2.生保ビジネスは、SONY製品を売るのと同じ

SONY創業者の一人、盛田昭夫の強い意志のもと、ソニー生命を立ち上げるプロジェクトが始まったわけですが、そのプロジェクトチームの人材も保険のことについては全く知らない者ばかりでした。

その後、アメリカのプルデンシャル生命との合弁で生保事業を日本で開始するわけですが、日本の生保会社の独壇場であった時代に、外資系の生保会社が営業をするということで大きな話題になったわけです。

また、日本の生保と同じような営業展開をするわけではなく、SONYのモノ作りと同じように保険の新しい商品を開発し、販売するという今までのSONYのやり方は変わらない、ということを創業者の盛田昭夫は力説していたそうです。

そうした盛田の考えが浸透したのか、ライフプランナーは顧客志向を標ぼうし、オーダーメイドな保険の販売を目指すようになり、保険契約数も徐々に増えていきました。

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3.顧客満足度は常に社内全社員で共有

ソニー生命において顧客満足度の向上は、常に社内の中を流れる「空気」ともいってもいい存在です。

顧客サービス改善は全社員に行きわたっているのも常にお客様の声を拾い、商品企画やサービス改善につなげるような風土ができているからです。

営業の現場で一方的に話をする担当者もいますが、ソニー生命のライフプランナーやスタッフはまずお客様の声に耳を傾けることから始めます。

お客様のご意見は、必要であれば今後の経営やサービス改善に活かされるようになっています。

だからこそ、顧客満足度は当然上位を維持し続けることができるわけです。

競合相手が次々と参入する中で、他社も顧客満足度を重視しています。

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まとめ

ソニー生命の成功は偶然ではありません。

生命保険事業は、SONY創業者の盛田昭夫が考えていた構想を実現したものです。SONY製品を作り、そして売ることと同じように、生命保険も商品を企画し顧客サービスを売るようなものです。

SONYの顧客満足度の思想は全社に根付いていたからこそ成功したと言えます。

また、お客様の声を聞くことから仕事が始まるのはサービス向上の意識が高いためであり、全社そうした思想を共有しているから成功したとも言えます。

投稿者:

kou

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