オリンピック目前!ブラジルの経済は本当に大丈夫?

今年2016年は4年に一度のオリンピックが開催される年です。開催地はブラジルのリオデジャネイロで、現地ブラジルの経済状況が気になる人も多いでしょう。そこで一体ブラジルの経済はどうなっているのか解説して行きます。

目次

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オリンピック目前!ブラジルの経済はどうなっている?

1.ブラジル経済は現在あまり芳しくない

10年くらい前まではブラジルは中国、ロシア、インドと並んでBRICSと呼ばれ、近い将来大国の仲間入りを果たすと予想されていました。

2016年現在では既にその近い将来と言えるくらいの時期なわけですが、ブラジルの経済状況はあまり芳しくありません。

BRICSと呼ばれていた当時は、資源価格が高騰していたため、天然資源が豊富なブラジルにとって追い風になっていました。

そのおかげで、ブラジルは急成長を果たすことができたのです。

しかし、ここ数年は資源価格は下落傾向にあります。その影響でブラジルの経済成長も減速しているのです。

さらに、ブラジルは数年前の景気が良かった頃に、国債を大量に発行して、公共投資を増やして来ました。

その当時は、資源価格の上昇と相まってブラジル経済に好影響をもたらしたわけですが、そのツケが今回ってきています。

2.2015年の経済成長率はマイナス

ブラジルの経済成長率の推移を見てみると、2000年代は概ね好調だったわけですが、2010年代に入ってから下落傾向にあります。

2014年には僅かにプラスを維持できたものの、昨年2015年にはマイナス3.03パーセントとマイナス成長を記録してしまいました。

失業率も悪化し、10パーセントに近い水準で推移しています。

今後は10パーセントを超えてしまう可能性も高いと言われており、回復にはまだまだ時間がかかると言えるでしょう。

ブラジル政府は景気対策として、大規模な金融緩和を実施しましたが、インフレを引き起こしてしまい、ほとんど効果が得られず混乱を招く結果になってしまったのです。

ブラジル経済のマイナス成長は、今年もほぼ確実という見方が強まっており、経済の悪化がブラジル国内だけに止まらず、中南米の他の国への波及が危惧されています。

3.物価を安定させるため利上げを実施

ブラジル経済が危機的状況にある原因の1つとして、急なインフレによる不安定な物価が挙げられます。

物価が安定しないことには、国内の経済が混乱したままであることは間違いないでしょう。

そこでブラジル政府は、まずは物価の安定を図ろうとしています。

利上げを実施してインフレが起こる前の水準に戻れば、ブラジルの経済も元に戻るという思案です。

しかし、利上げをしたからといってすぐに、その効果が顕れるわけではありません。物価が安定するのには時間がかかるでしょう。

そのため、ブラジルでは現在のような経済状況は、あと数年程度続くと言われています。

4.ジカ熱による影響が拡大

ブラジルではジカ熱が流行していて、感染者は150万人を超える水準にまで達しています。

リオデジャネイロオリンピックを楽しみにしている人の中には、中止や延期になってしまわないか不安に思っている人もいるでしょう。

しかし、ブラジル政府は、リオデジャネイロオリンピックを予定通り開催すると発表しています。

ブラジル経済への影響もそれほど大きくはないようです。

ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、発熱や嘔吐、発疹などの症状が出ますが、それほど重い症状ではなく命にかかわることは稀だと言われています。

しかし、妊婦が感染した場合は胎児への影響が懸念されます。

また、感染力が強いため、リオデジャネイロオリンピックで世界各国から人が集まって来ることにより、世界的規模で流行に繋がることが懸念されています。

まとめ

ブラジルは不況の真っ只中で、ジカ熱も流行しています。

その状態でオリンピックを開催することになるわけですが、オリンピックで世界各地から人が集まることで、ブラジル経済の回復の少しでも繋がればと思います。

また、現地に行く際には、ジカ熱に感染しないように十分注意しましょう。

投稿者:

kou

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