オリンピックの開催費用について気になる4つのこと

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オリンピックを開催できるということは誘致合戦の過熱ぶりを見ても分かるとおりとても名誉なことですが、一方で莫大な費用がかかるとも言われています。本記事ではこれまでのオリンピック開催費用について費用の総額や内訳、費用をかけるメリットなどについて説明していきます。

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1.オリンピックの開催費用はどのくらいかかるのか

歴代ではソチオリンピックの5億円が最高

1976年のモントリオール大会では大きな赤字が計上され、返済までに30年を要したと言われています。

また直近の大会で言えば、ソチ冬季オリンピック(2014年)の約5兆円が最大であり、北京(2008年)の約3兆4000億円、ロンドン(2012年)の約3兆1700億円と続きます。

開催候補地が辞退することも

ソチオリンピックの5兆円という金額はスペースシャトル50台分の打ち上げ費用に匹敵するとの試算もあり、オリンピックのホスト国になるには莫大なお金がかかるということが解ります。

またあまりに莫大な費用がかかるということから、2024年のオリンピック開催候補地を辞退する国も相次いでいるということで、この莫大な開催費用がオリンピックの継続そのものを脅かす存在となってきているようです。

▶︎東京五輪の費用はどこからでているの?理解する3つのポイント

2.オリンピックの莫大な開催費用の内訳は?

ロンドンオリンピックの場合

ロンドンオリンピックを参考に比率で見てみると、

  • 電力や上下水道などのインフラ整備が28%
  • メディアセンター、選手村などの建設費用が18%
  • 会場関連16%
  • パーク関連プロジェクト13%
  • 交通機関13%
  • その他12%

となっています。

警備費の沸騰

直近のソチ冬季オリンピックでは、約40%が交通インフラ整備に充てられたといいますから、やはりインフラ整備が一番比率は高いようですね。

また警備費の存在も忘れてはなりません。ロンドンでの開催の発表に伴い、地下鉄で同時多発テロが起こり56名の方が尊い命を落としました。

このような悲しい事件が起きないように、そして昨今の世界情勢を鑑みると、テロ対策に警備員の動因や監視カメラの設置が欠かせなくなっており、その費用も高騰しているのです。

▶︎東京オリンピックによって起こる4つの経済効果

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3.オリンピックの開催費用はどこから出てくるの?

国民の税金も含まれる

上記の予算のうち、67%を中央政府が、23%をロンドン市が負担し、公営宝くじ収益金より10%を支出して費用を賄っています。ということは国民の税金も投入されているわけですが、その内訳としては

  • 競技場・インフラ整備に2500億円
  • 開催地の整備に1500億円
  • 交通インフラの整備に1100億円
  • 開催に伴うその他の計画に1100億円
  • 警備費に1100億円
  • その他3200億円

となっています。

税金以外の負担

またIOCからの分配金やテレビ放映権料、チケットやスポンサーによる収入なども運営費用として充てられます。開催する都市によっても金額や規模は異なりますが、やはりインフラ整備にお金がかかるという部分は共通しているようです。

4.莫大な費用をかけて開催するメリットは?

経済効果

まずは外国からの観光客や競技関係者が多く訪れることで、買い物や飲食などにお金を使う、いわゆる経済効果が期待できます。

当然のことながら、街の道路など交通インフラや電気・上下水道などの整備が進み、新しい建物やショッピングモールなど多く建設されますので、開催前よりも便利になる面も多いと考えられます。

整備に対する投資

同時にインフラ整備に伴う投資の増加も考えられます。

それらの多くはオリンピック開催後は市の所有になったり、スタジアムなどはクラブチームへ売却したりと様々なようですが、使わなくても維持費がかかるものも多いので、オリンピック後の再利用まで含めたインフラ整備が必要でしょう。

その考慮が足りないと財政悪化の要因にもなりかねません。

あとがき

オリンピック開催に当たっては、多額のお金が必要であることは周知の通りです。2020年東京オリンピックでは、最近では見られない4000億円というコンパクトな予算を組んでいます。日本の手腕に期待しましょう。以上「歴代オリンピックにかかった費用について調べてみた」でした。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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投稿者:

taka

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投資、資産運用、オリンピックについてレポートしています。 他とは違った視点で皆様に新しい情報をお届けしていきます。どうぞよろしくお願い致します。