注目が集まっている電力の自由化

「あなたに合った電力を選べる時代へ。」これは、2016年4月1日から始まる、電気の小売全面自由化のキャッチコピーです。資源エネルギー庁が宣伝する「電力の自由化」とは、いったいどんなことなのでしょうか?

目次

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注目が集まっている電力の自由化とは

1.まず「電気」といえば発電所!発電に必要なものとは?

毎日何気なく使っている電気。

電気は「kWh」という単位で、基本料金と使用した量をメーターで測り、毎月銀行口座から引き落としを行います。

ではまず、電気をつくるには発電所が必要不可欠になります。

日本では、ダムの放水による「水力発電」

石炭・石油、天然ガスを燃やし、大量の水を沸騰させて水蒸気の力でタービンを回す「火力発電」

鉱物資源のひとつ、ウラン鉱石から取れる ウラン235を核分裂させることで大きな力を出す「原子力発電」

この3つが日本の主な電力となっています。

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2.自然エネルギーと言われる発電。そして大規模発電を知っておこう

このほかには「太陽光発電」が個人住宅にも定着してきました。

これは、太陽光パネルに取り付けられた「半導体」が光を受け、瞬時に電力に変換するものです。

「風力発電」は、風が回す風車の羽根(ブレード)の回転によって、発電機を回転させ、電力に変える仕組みです。

その他、地熱発電などがあります。

東京電力や関西電力といった一般電力事業者は、全国10ブロックに分かれて電気をつくり家庭に送電しています。

また、電力をつくるだけの事業者が2社、電源開発(J-power)と日本原子力発電があります。

電源開発(J-power)と日本原子力発電は、自社発電の電気を全国の電力事業者に「卸売」しているのです。

3.電力の自由化とは、発電所を選ぶのではない!

さて、本題の「電力の自由化」に話題を進めましょう。

火力・水力・原子力と、様々な発電所で作られた電力は、高い鉄塔にぶら下がる電線を通り、変電所に集められます。

実は、民間の工場などでも排熱などを利用して、電力を作っていますが、これも変電所にいったん送られていきます。

変電所にも「超高圧変電所」「一次変電所」「配電用変電所」などがあり、最初は50万ボルトにも及ぶ電力(電圧)が、最終的には電柱に6,600ボルトの電圧で届けられ、一般には100ボルトと200ボルトに変換されます。

この変電所は電力会社が持っています。

ですから誰がつくっても、変電所を通ることによって、生産者は不明となるのです。

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4.「家庭用の太陽光発電」は発電ではない?

電力会社が発電し、変電所を通って家庭へと送電される以外に、一戸建ての屋根に太陽光パネルを設置しているケースがあります。

この場合、電力は「太陽光」が当たっている瞬間だけ発電しており、蓄電することはできません。

そのため、変電所を通すことも必要なく、その量にも限りがあります。

もう一つは、太陽が出ていない夜間や曇天などでは発電できません。

しかし、一般家庭で発電し、余った電力をエリアの電力会社に売電している場合は、電力自由化とは言わず、単に「売電」と言います。

5.電力の自由化は2つの意味がある。まずは「売る電気」

電気は「発電」と「変電」、「小売」の3つに分かれています。

発電は、全国各地にある電力会社と発電事業者2社。

発電された電力は、政府認可の電力会社の変電所に送られ、最後に小売業者が電気を買い取って、各家庭と契約します。

つまり、電力の自由化のひとつは「小売」です。

今までは地域独占だった電力事業者の電気を、小売業者が販売することで、コストを下げることが可能になるということなのです。

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6.「つくる電気」の自由化は、すでに行われている

もうひとつは、「電気をつくる」自由です。

再生可能エネルギーと言われる太陽光、風力発電事業者などがつくった電気を、最終的に家庭で使用することも可能です。

もちろん、火力発電の電気も風力発電の電気も、電気に変わりはありません。

ただ、作られた電気も、最終的には電力会社の変電所を通ります。

結果的に、生産者の「生産量」と「販売量」だけを判別して、自由に売買できる、ということになるのです。

投稿者:

kou

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