水素エネルギーは今後どうなっていくのか

将来の電気に代わるものとして期待されている燃料電池ですが、その中でも水素エネルギーには大きな期待を寄せています。各メーカーにおいても、近い将来、未来の青写真は描けているものの、今のところ、水素エネルギーを使った実用的な燃料電池や自動車など普及するには至っていません。水素エネルギーの秘めた可能性についていろいろな視点から探っていきましょう。

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水素エネルギーの未来とは

ポイント1.

水素エネルギーを作り出すための高コストの設備が安くなりインフラが整う

水素エネルギーを使った燃料電池車が普及するには、インフラが整うことが何よりも重要です。

ところが、今のところ水素を充填する水素ステーションなどの設備に高額のコストがかかり、ガソリンスタンドを設置するよりも高額だと言われています。

水素ステーションは、水素製造設備のあるオンサイト式は高コストですが、オフサイト式ならば若干コストが安くなるため、普及には水素製造設備のないオフサイト式の水素ステーションが増えていくと言えます。

また、オンサイトからオフサイトに水素を供給したり、ガス会社が原料を供給するといった様々な方法でコストが下がっていくでしょう。

ポイント2.

ガソリンに代わる水素燃料電池車の登場により環境汚染も少なくなる

便利な社会や豊かな生活を送るために、火力発電や動力を使うことで二酸化炭素が排出され、自然環境を悪化させてきました。

そうした、やり方を改め、もっと自然環境を守れるようなエネルギーの生産や利用を考えるべきです。

そこで、再生可能で無駄な資源を使わないエネルギーの代表的存在として、水素エネルギーが注目されています。

すでに今現在、燃料電池自動車(FCV)が販売されています。

ガソリン車に代わるエコロジカルな水素エネルギーを使った燃料電池自動車(FCV)は、水しか排出することがなく、究極はエネルギー効率もガソリン車の2倍程度になるとされており、たくさんの自動車が走ってもクリーンな環境を実現することができます。

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ポイント3.

進歩している水素エネルギーを作り出す方法

水素エネルギーは、化石燃料を燃やして作る方法や、水を電気分解して作る方法があります。

しかし、もっと効率よくさらに無駄な燃料を使わず、排出物もクリーンにできるような水素エネルギーを作り出す必要があります。

例えば、バイオガスから水素を作り出す方法です。バイオガスとは、再生できる有機性資源ですが、下水処理場などで排出される泥やゴミなどは、まだ全てが活用されているわけではありません。

下水バイオガスからメタンを精製し、水素を発生させる装置も開発されています。

こうした下水バイオから精製された水素を水素ステーションに供給するといった方法で、循環型のエネルギー創出システムを作る計画があります。

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ポイント4.

「水素社会」は持続可能な循環社会を目指すもの

水素を利用したエネルギー製造は、いわゆる「水素社会」を目指すものです。

日本では、自動車もたくさん走っていますが、その電気自動車やハイブリッドカーに加えて、ついに燃料電池自動車も走るようになっています。

化石燃料を使用せずとも、水素を利用した燃料電池を利用すれば、とても効率が良いため、ガソリン車と同様、長距離の移動が可能です。

ただ、水素ステーションなど高コストであるため、普及にはまだ時間がかかります。

水素社会では、自ら電気を生み出し、水素に換えて貯蔵することもできます。使うときには、水素を燃料電池や電気に換えて使用します。

このように、化石燃料はほとんど使わず、太陽光や風力などで発電した電気でも効率的に利用し、無駄のない社会が実現するというわけです。

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あとがき

水素エネルギーの未来は明るい見通しです。

インフラとしての水素ステーションは、技術が進めば低コストになり、いろいろな場所に設置されます。

水素を使った燃料電池車は、効率よく水しか排出しないエコロジーなものです。

下水バイオガスの利用や電気を水素に換え貯蔵し、使うときに燃料電池に換えるなど、「水素社会」になれば、循環型の無駄のない社会が実現するのではないかと予想されています。

投稿者:

kou

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