ブラジルの経済は危機的?!経済的に注目されるブラジル

2016年にリオ・オリンピックのあるブラジルの経済がどうなっていくのか。BRICsの一員として将来の経済の中心に立つと期待されていたブラジルが、今ではその面影すらも感じられない状況に陥っています。

目次

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ブラジルの経済は危機的?!経済的に注目されるブラジル

1. BRICsの一角であるブラジル

ブラジルは、BRICsと呼ばれる5つの国の中の一つであることはご存知だろうか?

BRICsとは、2000年代以降の経済成長が非常に著しく、約数十年後に、アメリカやイギリス、ドイツ、日本などの経済の中心にいる国々を抑え、世界の中心に立つと予想された5つに国を指しています。

Bのブラジル、Rのロシア、Iのインド、Cの中国、sの南アフリカで、BRICsと言われています。

なぜBRICsが将来の経済の中心に立つと言われていたのか

BRICsは経済的にはまだ発展途上です。

しかし、2016年の今、中国がものすごい勢いで経済発展を遂げてきていることは間違いありません。

BRICsは、巨大な土地、莫大な人口、豊富な資源を兼ね備え、政策を含めその国の潜在能力が評価され、将来の経済を背負って立つと言われていました。

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2. ブラジルの経済は下降へ

先ほどBRICsについて少し説明しました。

これだけ世界的に注目されていたBRICsですが、2016年の今、ブラジルの経済は非常に良くありません。

石油価格の下落により大ダメージへ

まずは、石油の価格が安くなることによりブラジル経済はダメージを受けています。

石油を産出することができるブラジルは、自国で使う石油を、自国が産出する石油でまかなっていましたが、それでは足りなくなり、他国からの輸入に頼るようになりました。

石油価格が安くなるということは、輸入に有利になり、むしろはブラジルは喜んでいるのではないかと思う人が多いと思います。

実は、ブラジルの石油は海底から抽出しているもので、発掘するのにものすごいお金がかかるのです。

例えば、世界基準で1リットル50円で石油が売られている中で、ブラジルでの発掘に1リットル100円かかった場合、その発掘はマイナスになります。

それなら全てを輸入に頼った方が良いですよね。

しかし、輸入はしているもの、ブラジルが利用する石油は自国産のものがほとんどであるため経済的にダメージを受けているのです。

中国の影響も受け不況まっしぐら

中国経済は、個人投資家の株投資が急増するなど、中国バブルを引き起こし、世界的にも注目されていましたが、2015年の株価大暴落によりブラジルはマイナスの影響を受けざるを得ませんでした。

その理由は、ブラジルの最大輸出相手国が中国なのです。

急遽訪れた中国の不況により、ブラジルはさらに不況の窮地に今も立たされています。

資源価格の上昇によりブラジルの成長が大減速

ブラジルといえば、鉱物資源などの資源が豊富で、ブラジルが2000年代前半から経済的に急成長したのも、資源のおかげであると言えます。

2000年代前半の頃は、資源価格が高騰していて、輸出で多くのお金を儲けることができました。

今現在では、その資源価格が最高時から半額以下で取引されている状態で、ブラジルの経済は危機的状況にあります。

ブラジルの経済の急成長を支えていた資源が今は安く、経済が回復するには、非常に長い時間がかかると言われています。

3. ブラジルの人口の多さが武器になるか

ブラジルの国土面積は中国に続き第5位で、人口も2億人を超え、南米の中では最大の大きさを誇ります。

この日本より圧倒的に多い人口は、経済の発展を促す可能性を十分に秘めています。

人口が多ければ多いほど、その国の国民にものを売るだけでお金を儲けることができますよね。

他国への輸出ばかりで儲けているようでは、経済の発展には限界があり、輸出相手国が不況になれば確実に影響がでます。

実際に、ブラジルは自国の資源の輸出ばかりに頼り経済を急激に発展してきましたが、先ほど述べたように、資源が安くなったことや、中国の急激な不況による輸入の減少によりダメージを受けています。

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4. 貧富の差の解消が進んでいることがプラス要素

なぜ貧富の差の解消が経済の発展に必要不可欠であることをご存知でしょうか?

先ほど、人口が多ければその国の国民にモノを売るだけでお金が儲かると言いました。

しかし、自国のみでお金を儲けるためには、全員が貧乏ではモノは売れませんし、一部だけがお金持ちでは、残りのほとんどの国民はモノを買うことができない、儲けることができないということになります。

今のブラジルでは、徐々に賃金が上昇しており、中間層と言われる普通にモノは買って生活できる人が増えてきているのです。

ブラジルで貧富の差がさらに解消され、中間層と言われる人がより増えれば、経済の発展が期待できるでしょう。

まとめ

ブラジルは人口、資源の多さ、そして国土面積の広さもあり、2000年代初めからBRICsの一員として経済的に注目されていましたが、今はその面影も見えない状況となっています。

下がり続けていた失業率は、2015年では上昇しています。

ブラジルの経済、つまり先ほども説明した状況の改善が進まない限り、ブラジルの経済が好転することはあり得ず、数年後にBRICsから外されることも考えられます。

2016年の今年、ブラジルでリオ・オリンピックもあり、どう経済に影響を与えるか注目されていることは間違いありません。

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投稿者:

kou

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