国債の信用度が低い国に共通する4つのポイント

大手格付け会社3社(ムーディーズ、S&P、フィッチ)による国債格付けは、あくまでも国債を発行している各国の信用を表すものです。格付けの高い国もありますが、逆に国債の信用度が低い格付けの低い国もたくさん存在します。

例えば、アルゼンチン、ギリシャ、エジプト、キプロス、クロアチア、ポルトガルなどです。特にギリシャやアルゼンチンは、デフォルトの危機にさらされるなど一般投資家は買うべきではない国債になっています。日本の国債格付けは12番目ですが、徐々に格付けが下がっています。

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国債の信用度が低い国に共通するポイント

ポイント1.

過去にデフォルト(債務不履行)に陥ったことがある

デフォルトしたことがある国の国債といえば、アルゼンチンです。当然ですが、格付けもCaa1、SD、RDといった最低ランクの位置付けです。

アルゼンチンは、2001年に実際にデフォルトになりましたが、未だに世界最低ランクの格付けから抜け出せていません。

デフォルト以前には、アジアの通貨危機によりインフレが加速していましたが、固定相場制によりブラジルの通貨の切り下げが影響し、アルゼンチンの輸出産業は大ダメージを受けました。

デフォルトを行ったことにより、通貨価値は3分の1から4分の1まで下落しています。

ただ、未だに国としては存続していますし、株式投資のように倒産しても全くの無価値にならないところは、せめてもの救いだと言えます。

ポイント2.

デフォルト(債務不履行)になりそうな予測が立っている

一部デフォルトの危機にさらされているのが、ギリシャです。

ギリシャの格付けもアルゼンチンと変わりません。Caa1、CCC+、CCCと表記されています。

もはやデフォルト一歩手前ですが、まだ持ちこたえています。ギリシャはドイツと同じユーロを導入しています。

ところが、2008年のリーマンショックが引き金となり財政が悪化することとなりました。

ユーロ圏全体でも一時期ユーロ安が進むなど、広域経済圏においては同じ経済圏にある国の影響を受けることは必至です。

また、ギリシャの財政赤字問題の隠ぺいや公務員の多さも取りざたされています。

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ポイント3.

財政状況が悪いと、当然格付けも下げられていく

日本の国債の格付けも段階的に下げられています。

ムーディーズやフィッチなども日本の財政政策の様子を見ながら段階的に格付けを下げています。

その理由は、財政状況の悪化が原因と言えます。

また、高齢化社会が急速に進むことにより、社会保障費が年々増大しています。

社会保障費の増大は、統計から見てもすぐにわかることであって、事前に抜本的な対策が打てていないために、赤字額の拡大に歯止めがかかっていない状況です。

日本が1000兆円近くの借金があっても、今の格付けに位置されているのは、対外資産や外貨準備高が多いことによるものです。次

第に財政状況が悪化していくと、格付けも下げられていきます。

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ポイント4.

格付け記号でCが入ると信用リスクが極めて高く、Dが入るとデフォルト(債務不履行)

格付けが低いとされる国のうちBの記号が入っている場合は、信用リスクが高いことを表しています。

例えば、キプロス、エジプト、クロアチア、ポルトガル、ロシアもBの記号が入っています。

さらに、Cの記号が入っていると信用リスクが極めて高いということになります。そして、Dの記号が入るとデフォルト(債務不履行)か一部債務不履行と位置づけられます。

こうした国は、価値のある資源がなかったり、戦争や地域紛争の多い国であることが多かったり、放漫な財政政策を行っていたところと言えます。

まとめ

日本の国債の格付けも徐々に下げられています。デフォルトや一時的債務不履行のあったアルゼンチンやギリシャなど、財政状態の極めて悪い国が出てしまうと、周辺諸国や同じ経済圏いる国にもかなりの影響を与えます。

日本も例外ではなく、このまま財政状態が悪化していくと、格付け会社からデフォルトの烙印を押されてしまうでしょう。

投稿者:

kou

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