年金の代わりとして注目を集めるリバースモーゲージのこれから

老後の年金代わりとして、利用者が徐々に増加しているリバースモーゲージ。これからは将来、必ず年金をもらえるという保証はありません。これからの老後に期待のかかるリバースモーゲージの今後の動向や展望について解説します。

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注目を集めるリバースモーゲージのこれから

ポイント1.メガバンクでもリバースモーゲージが本格化

日本では、武蔵野銀行が一番最初にリバースモーゲージを始めましたが、メガバンクではみずほ銀行が初めてリバースモーゲージに参入しました。

実績でいうとまだ2年程度ですが、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行も参入し、リバースモーゲージが少しずつ社会に浸透しつつあります。

この背景には、現在の高齢者の意識の変化があるようです。

家は持ち家で、子どもに残すものだという意識が強かったわけですが、今はそうではありません。

自分のために使うものであったり、子どもも家を購入するようになり、今の自宅は自分の資産として使い切ってしまうほうがいいという考えに変わっています。

特に都心にマンションや一戸建てを持っている高齢者にその意識の変化が見られます。

ポイント2.高齢化社会と年金制度の崩壊

高齢化社会になり、長生きできる人が増えている一方で、年金を受け取れる年齢が上がり、その年金額も少しずつ減ってきています。

年金をあてにせず、自分で貯蓄をしていた人なら問題ないのかもしれません。

しかし、一般的なサラリーマンは住宅ローンが終わる退職時期に、年金も受け取れず、収入も無くなってしまうという空白期間が生まれてしまう可能性が高くなっています。

その間だけでも今のマイホームを担保にしてお金を借りることもできます。

また、年金制度が崩壊すれば、もらえる年金の額も限りなく少なくなってしまいます。

もしもご病気にかかられたり、老人ホームに行かざるを得ないとなるとお金がかかってしまいます。

退職なされた高齢の方では、ローンを組むことは難しいです。

そこでリバースモーゲージを利用すれば、借入とはいえ、一時的に返済不要の融資が受けられるのは大きなメリットとして考えられます。

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ポイント3.リスクを回避できれば利用者も増える

リバースモーゲージにはメリットもありますが、やはりデメリットもあります。

しかし、デメリットに対しては、リスクを回避する方法を知ることで、リバースモーゲージを安心して利用することもできます。

当初は土地の評価額が融資の対象になっていましたが、今ではマンションや家屋の部分も評価するようになっています。

土地には抵当権が設定され、融資額は評価額の5割から7割程度となり、金融機関によっては上限が決まっていますので注意が必要です。

また、金利も高く元本は返済不要でも利息は支払う必要があります。

お子さんがいる場合の返済方法も選択できるようになり、自宅が全て担保として取られるということは考えにくくなっています。

リバースモーゲージの日本での本格的な展開はこれからですので、今後はさらに利用しやすく、リスクを回避できるような商品になっていくことが考えられます。

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ポイント4.リバースモーゲージの利用者が増えれば証券化も視野に入る

リバースモーゲージは、土地や建物を担保にした不動産投資ローンに似た金融商品です。

貸し倒れのリスクは少ないものの、保守的な日本の社会では中々浸透しにくいものがあります。

加えて、決済されお金が入ってくるまでには、高齢の方と言えど長期間を要します。

そこで利用者が増えれば諸外国のリバースモーゲージのように証券化され、売買して早期に資金化する金融機関も出てくるでしょう。

安定した金融商品として国債と同じような信用格付けで販売され取引されるようになると予想されます。

そのためには、リバースモーゲージの利用が増え、証券化できるまでに市場が成長することが求められています。

メガバンクでの取り扱いが数年前に始まったばかりです。

証券化はあくまでも今後の将来予測として考えておいてください。

まとめ

メガバンクでも取扱いが始まり、徐々に浸透しつつあるリバースモーゲージ。

しかし、利用者のニーズを掘り起こすには至らず、現状ではそれほど認知されておりません。

さらに、リスクも回避できていない印象を受けます。

ただ、いざという時のために知っておくに越したことはありません。

諸外国のように証券化できるような仕組みが整うには、リバースモーゲージの利用者が増え、新しい保険の開発や中古住宅市場の活性化が必要でしょう。

投稿者:

kou

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