クレジットカードのブラックリストについて理解する7つのポイント

クレジットカードの引落しが残高不足で出来ず、ブラックリストに載ってしまった。そんな経験をされる方、結構多いですよね。今回は皆さんが疑問に思う「ブラックリスト」についてわかりやすくご案内いたします。

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ポイント1.「ブラックリスト」って本当に存在するの?

クレジットカードのコールセンターでは、支払いを延滞した方から「ブラックリストに載っちゃうの?」という質問がよくあります。

このブラックリストって本当に存在するのでしょうか。

答えはNoで、ブラックリストというものは金融業界には存在しません。

では「ブラックリストに載る」とよく使われるのは何を意味するのでしょうか。

私たちがクレジットカードやローンを新規申込すると、カード会社が登録している信用情報機関に申込情報が登録されます。

そして毎月のカードの利用状況がその人のクレジット(信用)情報として登録されていきます。

きちんと期日決済しているうちはいいのですが、支払いが一定期間以上滞ってしまったり、破産してしまった場合にこのクレジット情報の返済状況欄に“異動”と記載されてしまいます。

これがいわゆる金融事故=「ブラックリスト」に載ってしまったことを意味します。

ポイント2.具体的には何をしたら「ブラックリスト」に載ってしまうのか

信用情報機関では“異動”登録する、俗に言う「ブラックリスト」に載せる、要因として下記3つを定義しています。

・返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

クレジットカードの場合は通常61日以上の延滞で“異動”登録、「ブラックリスト」入りしてしまいます。

では、返済日から60日目までに返済すればいいのではないか、と思われるかもしれませんが、それは違います。

カード会社が行う与信管理(その人にカードを貸与してよいか、枠はいくらにするか等)は信用情報機関のクレジット情報を参考に、あくまで各会社の判断基準を元に決定しています。

つまり、信用情報機関の登録が異動にならずとも、延滞の回数が多かったり、支払いの約束を守らなかったりした場合には、カード会社の判断で強制解約、または更新を見送るなどの対応をとる場合もあります。

ですので、常に期日決済を心がけるようにしましょう。

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ポイント3.「ブラックリスト」を管理する信用情報機関とは

事故情報(異動情報)、俗に言う「ブラックリスト」を管理している信用情報機関は3つあります。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)・・・主な会員*:クレジット会社、信販会社
株式会社日本信用情報機構(JICC)・・・主な会員:消費者金融、信販会社
全国銀行個人信用情報センター(KSC)・・・主な会員:金融機関

*それぞれの機関に登録している会社のことを会員とよびます。

日本のクレジットカード会社は必ずCICに登録しています(アメックスなどカード会社によっては3つ全てに登録していることもあります)。

そしてクレジットカードの発行時やキャッシング、ローンなど金融商品を提供する前に必ず信用情報機関に照会をかけています。

この時に異動情報、つまりブラック登録があると絶対に審査は通りません。

また、この3つの信用情報機関はCRINと呼ばれるネットワークで個人の信用情報を共有しています。

このため、延滞があると全ての信用情報機関で丸見えということになります。

ポイント4.「ブラックリスト」の記録はどれくらい残るのか

信用情報機関に異動情報が記録されると、クレジットカードはもちろん、住宅ローン、マイカーローン、キャッシングなど金融商品がほぼ100%利用できなくなります。

この記録はどれくらい残るのでしょうか。

・CIC 延滞・破産・保証履行・・・完済/自己破産免責日から5年

・JICC 延滞・・・完済日から1年
破産・保証履行・強制解約・・・自己破産免責日から5年

・KSC 延滞・代位弁済・強制解約・・・完済日から5年
破産・・・自己破産免責日から10年

ポイントは「完済日から」「自己破産免責日から」というところです。

カード解約してから○年ではありません。

完全に支払うか、支払いができないのであれば債務整理をしなければ、一生クレジットカードやローンなどを利用することはできません。

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ポイント5.「ブラックリスト」に載らないようにするにはどうしたらよいのか

クレジットカードはその名の通りCredit=信用が第一のカードです。

ブラックリストに載らないためには、当たり前のことですが、「毎月の支払いを期日通りに行うこと」につきます。

万一、支払いが間に合わなかった、または支払い期日にどうしても遅れるといった場合には出来るだけ早めにクレジットカード会社に連絡して状況を説明しましょう。

連絡をしない、ほったらかしにするのが一番よくありません。

カード会社は1日でも延滞したら信用情報機関に延滞の情報を登録する権利があります。

しかし、早めに自分から連絡しきちんと支払いをすることで、延滞情報を信用情報機関に登録せず会社内で留めておいてくれる可能性も高まります。

そして「いつまでに支払う」という約束をした場合は絶対に守りましょう。

これを守らないとブラックリストに載らずとも、カードを強制解約される可能性が高くなるので要注意です。

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ポイント6.「ブラックリスト」に載っているか確認する方法

クレジットカードやローンを組もうとしても何故か審査が通らない!

そんな場合は知らずにブラックリストに載ってる可能性が高いです。

自分の信用情報を各信用情報機関に照会してみましょう。各機関の紹介方法をご案内します。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)

手続方法:郵送・窓口・インターネット(パソコン・スマートフォン・携帯電話)
費用:窓口500円、それ以外は1,000円
詳細:http://www.cic.co.jp/mydata/index.html

・株式会社日本信用情報機構(JICC)

手続方法:郵送・窓口・携帯
費用:1,000円(税込)
詳細:http://www.jicc.co.jp/kaiji/index.html

・全国銀行個人信用情報センター(KSC)

手続方法:郵送のみ
費用:1,000円(税込)
詳細:http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/

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ポイント7.「ブラックリスト」の意外な落とし穴、携帯電話、奨学金に要注意!

・携帯電話の割賦契約に要注意!

スマートフォン利用者の増加に伴い、なんとブラックリストに載ってしまう若者の数が年々急増しているという国の報告書があります。

スマートフォンを購入する際にほとんどの人が端末代金を分割払いにしているでしょう。

この時、基本的に意識せずに割賦契約の同意書にサインをしているのです。

このため、端末代金を含む月々の携帯代の支払いが遅れてしまうと、信用情報機関に延滞情報の登録され、3ヶ月以上延滞すると知らず知らずのうちにブラックリスト入りしている!なんて事態が発生してしまうんです。

将来、クレジットカードを作れなくなったり、ローンを組めなくなったりしますので注意が必要です。
参照:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201301/3.html

・奨学金の返済延滞に要注意!

若年層がブラックリスト入りしやすいもう一つは、学生時代に利用した奨学金の返済延滞です。

奨学金を運営する日本学生支援機構が年々増え続ける奨学金の滞納に対する解決策として、平成20年11月より全国銀行個人信用情報センターに加盟したためです。

現在、奨学金を利用する場合、この信用情報機関への登録を同意することが必須となっています。

この登録制度がスタートする前に奨学金を借りた方は、信用情報機関への登録同意書が郵送で送られてきているはずです。

同意書を提出していなければ勝手に登録されることはありません。

しかし、もし何らかの理由で支払いが出来ない場合には、減額制度や返還期限の猶予があるので申請してみてください。
参照:http://www.jasso.go.jp/henkan/konnan.html

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投稿者:

kou

編集長をしております。このサイトでは「お金」というキーワードをもとに 経済、金融、投資、クレジットカード、電子マネー、実物資産、貨幣、通貨などの様々な情報を発信。皆様のお役に立てる様に努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。