世界に広がる最も価値のある紙幣 トップ5

今現在、さまざまな紙幣が世界中で流通しています。それも徐々に日本にも浸透しつつあるグローバル化の影響が大きいと言えます。実は、紙幣の価値というのは、流通量や経済の上がり下がりでどんどん変化していきます。紙幣の歴史を下に、その価値を見ていきましょう。

目次

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世界で最も権威的で価値のある紙幣とは

1.流通量世界一!世界通貨となった唯一の紙幣はアメリカドルのみ

世界中で最も通用する貨幣と言えば、やはりアメリカドルです。

その理由は、最も世界中のあらゆる国で、アメリカドルの紙幣に交換することが可能だからです。

紙幣の交換、または兌換ができる国が多ければ多いほど、紙幣の価値は高いと言われています。

この交換、つまり兌換(だかん)できる国の数で言えば、アメリカドル、ユーロ、そして日本円となっています。

つまり、この3つが世界で最も信頼出来る=価値がある紙幣、という意味になります。

ちなみに、アメリカドルは100ドル札が最も高額紙幣。

その流通量は90億枚に届く、と言われています。

もちろん世界中の国が、貿易でドルを使います。

ですから、価値が最も高いのもうなずけます。

2.4億人と19ヵ国の人々と旅行者が使える、最強紙幣「ユーロ」

アイルランド、イタリア、エストニア、オランダ、オーストリア、キプロス、ギリシャ、スペイン、スロバキア、スロベニア、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクと羅列してお分かりでしょうか?

実に、ヨーロッパの19もの国で使える紙幣がユーロです。

それだけではありません。

ヨーロッパでは、スイスとイギリス以外は北欧も東欧もユーロを持っており、兌換が簡単なのです。

理由は、ユーロとその国の通貨が「連動」していることが挙げられます。

例えば、デンマークの人たちがアメリカに行く際、自国通貨クローネをドルに交換する場合、またはユーロをドルに交換する場合とでは、変動の差がない、ということです。

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3.意外に古い、日本円の国際信用度。歴史に学ぶ「円」

1600年と言えば、戦国から江戸時代に入る激動の時代です。

この頃、日本が大いに大砲や鉛の薬莢、砲弾をイギリスやオランダから購入していました。

徳川家も豊臣家も、大坂冬の陣と夏の陣で、射程距離300mもの大砲を購入した理由、それは金でした。

日本には金山があり、欧州では金欲しさに、貿易船がやってきていたのです。

ところが、江戸幕府の時代に鎖国が始まり、明治時代まで、日本の紙幣は国外に出ることはありませんでした。

そのため、日本は明治時代に開国し、いきなり不利な貿易を強いられ、米や魚、麦などが暴騰する「インフレ」に直面しました。

貿易ビギナーの日本、転機は日露戦争だった

価値のある紙幣、とは常に兌換できることを意味します。

日本は1897年に「貨幣法」を制定しますが、これは金と円との交換を定めたことによります。

金が0.75mg = 1円と定められたことで、ドルとも間接的に兌換できるようになったわけです。

日露戦争で日本は多くの賠償金を手にします。

つまり、日本は初めて外貨、つまりお金を手にすることになりました。

これが日本円を流通させるための「元手」になり、日本はどんどん産業を起こしていったのです。

現在の日本円に価値があるか、ということは「その価値が毎日変動する」ということが根拠です。

変動する紙幣価値は、その国の経済の動きそのものです。

それが、もし他国紙幣とのレートが固定だった場合は、経済が自由化せず、貿易が自由に行えないことを意味します。

米国と欧州以外で貿易立国となった最大の国の紙幣価値、それは経済力と円の自由さにあるのです。

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4.スターリング・ポンド!これがイギリスの貨幣の正式な名前

欧州各国はEUという経済共同体を作っています。

2015年12月現在28ヵ国が加入していますが、5億人もの人口を抱えている巨大な経済共同体です。

その中で、力を誇るドイツ・フランス・イタリアとともに、英国は加入していますが、域内で広く流通しているユーロは導入していません。

スターリング・ポンド、つまりポンドが1695年に創設された「イングランド銀行」が中心となり、世界中に広がる英国領で使用されることから、その銀行券がどんどん発行されました。

ポンドがなぜ現在も力があるのか。

それは、イギリスが貿易立国として世界に先駆けて進出し、現在は、世界のお金を「シティ」と呼ばれるロンドンの金融街に取り込んで「お金を動かすことで利益を上げる」仕組みを作り上げたからです。

5.遅れてきた大国!中国の通貨「元」はまだまだ流通量が増え続ける

「爆買い」で有名な中国人観光客。

日本経済を潤す中国人富裕層の消費は、実は世界経済にも大きな影響を与えています。

ドイツで20%の販売シェアを持つ、「VW=フォルクスワーゲン」の2015年の生産台数総数は1,014万台。

そのうち中国での販売は、なんと368万台と全世界販売の3割を超えています。

つまり、世界第2位の自動車生産会社VWは、元で支払いを受け、ユーロに替えているわけです。

中国経済は、自由主義経済とは違って、「政府=中国共産党」が株式市場にも介入しますので、完全な自由経済ではありません。

ですが、13億人が毎日使用する「元」紙幣は、やはりその流通量と購買力をみても、今後価値が上がるのは間違いないでしょう。

あとがき

紙幣の価値を見てみると、経済の大きさが、紙幣の価値を上げ下げしているのがわかります。

ここに入らないロシアの「ルーブル」やブラジルの「レアル」は、この両国が資源の輸出が主な産業であることが由縁。

毎日物を売ったり買ったりすることで、紙幣の価値が決まっていくのです。

投稿者:

kou

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