いる?いらない?1セント硬貨の歴史と今後の運命

アメリカでは最もポピュラーな硬貨の一つ、1セント。実は、『1セントは廃止すべき』という動きがある事をご存知でしょうか。1セント硬貨の歴史と今後どうなるのかを説明します。

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1セント硬貨の歴史と今後の運命について

1セントの価値と素材

1セント(通称・ペニー)は1アメリカドルの100分の1、日本円では約一円の価値となっています。

アメリカの貨幣誕生と同時に1セント貨幣が誕生。

その当時のデザインと大きさは、50セント硬貨と同じ大きさで、通称ラージセント(1793〜1857年まで)が使われていました。

初代1セント硬貨は、フロウイング・ヘア・チェイン(1793年)と呼ばれていました。

素材は1857年までは銅製、1857年から64年から銅とニッケルが12.5%入るようになり、1864年から1943年と1943年から1962年までは青銅でした。

何故1963年だけが空いているのか、それは第二次世界大戦で深刻な銅不足のために、鋼鉄を亜鉛でコーティングした硬貨が使われていました。

1962年から1982年までは銅が95%亜鉛5%となり、現在は亜鉛が97.5%、銅が25%の表面メッキ部分となっています。

見方によっては銅の割合が増えたか減ったか、それによってその当時の金属の価値が分かる、とても分かりやすい歴史の目安とも言えます。

ちなみに、素材が違うので指ではじいた音で分かるそうです。

アメリカへ旅行へ行く機会がある方は、試しにどんな音がするか指で弾いてみてください。

歴代の1セント硬貨の歴史とデザイン

歴代の1セント硬貨はアメリカ開国当初からあったので、実に数多くのデザインがあります。

ラージセントの時代だけでも7種類、スモールセント(現在の小さい硬貨)は5種類(記念コインを合わせると9種類!)、過去に流通していたコインは11種類もあります。

1859年から1909年に発行されたインディアンヘッドと呼ばれる1セント貨幣は、発行年数が少なく、その硬貨を道端で拾えば幸運が訪れるというラッキーアイテムだそうです。

番外編として、ハワイ州では1セント硬貨を伸ばしてお土産やコレクションにするプレス機械があります。

アメリカで旅行に行く際には、1セント硬貨をじっくり見るのも土産話になります。

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アメリカの1セントに暗雲、現在の事情と諸外国の動き

何故アメリカで『1セント廃止』の動きがあるのか?

まずは1セントを使っていない上、コストがかかるという理由からだと言えます。

もう一つの理由は、上記の金属の値段も関係しています。

実際にカナダは、1セント硬貨が2013年2月4日で廃止しています。

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アメリカの1セントはどこへ行く?

果たして、カナダという前例で消えゆく運命にあるのか。

しかし、市民の間では『無いと不便』という意見もあります。

アメリカの経済と同時に、今後の1セントの動向にも注目です。

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まとめ

アメリカの1セントが廃止されるかは、やはり作るのにコストがかかる分、アメリカにいる方々の利用頻度によって左右されると言えます。

コストがかかり、使う人も少ないとなると、廃止されるのは時間の問題でしょう。

投稿者:

kou

編集長をしております。このサイトでは「お金」というキーワードをもとに 経済、金融、投資、クレジットカード、電子マネー、実物資産、貨幣、通貨などの様々な情報を発信。皆様のお役に立てる様に努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。