注目!スイスフランが急騰した際にみる5つのチェックポイント

日本でも取引量が大きくなってきているスイスフランですが、その相場がどのような要因に影響を受けるのかは以外と知られていません。今回はスイスフランが急騰したときにみるべき5つのポイントについて解説します。

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スイスフランが急騰した際にみる5つのポイント

●ポイント1 スイス国立銀行の発表

スイス国立銀行は2011年以降、無制限でスイスフランの売り介入を行なってスイスフラン高を防いできました。

しかし、2015年1月に対ユーロでのフランの上限を撤廃すると発表し、為替相場に大きな影響を与えました。

この発表によってスイスフランは急騰してしまいました。スイス国立銀行の発表は、今後もスイスフランの為替相場に大きな影響を与えることが考えられます。

スイスフランが急騰したときには、必ずスイス国立銀行の発表をチェックしてその要因を確認するようにしましょう。

●ポイント2 ユーロ相場

同じ欧州の通貨であるため、ユーロとスイスフランは互いに大きな影響を与えています。

特に、欧州統一通貨であるユーロの影響は、スイスフランにとって避けられないものです。

基本的にスイスフランとユーロは結びつきが強いため、連動しています。

それはスイスの貿易対象の9割以上がユーロ経済圏になっていることに原因があります。そのためフランが急騰したときには、ユーロも急騰している可能性が高いでしょう。

スイスフランは、ユーロよりも有事の際に買われることが多く、政治的・経済的に不安定になっているときにユーロから離れて動くことが多いです。

しかし、有事のフラン買いは瞬間的な動きであることが多いため、長期的に見るとやはりユーロとスイスフランは連動すると考えていいでしょう。

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●ポイント3 金相場

スイスは世界第四位の金保有国で、以前の憲法には通貨の40%の金準備が規定されていました。

金は、世界最高の安全資産であるため、世界の政情が不安定になったり、一部の国で金融危機や経済危機が発生したときに買われる傾向があります。

金が買われると、金保有国であるスイスのスイスフランも一緒に上昇するのです。

スイスフランが急騰したときは、金相場がどうなっているのかチェックするようにしましょう。

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●ポイント4 KOF先行指標

チューリッヒにある経済観測所が発表しているスイス独特の経済指標がKOF先行指標といい、これは3ヶ月〜9ヶ月先のスイス経済の動向を示す指標です。

他の欧州の国に比べると、スイスは経済指標が少なく、また相場への影響も小さいと言われています。

しかし、このKOFがもっとも注目される指標となっています。

この先行指標の数値が予測よりも悪いと、スイスフランに下落圧力がかかり、逆に予測よりもいいと、スイスフランに上昇圧力がかかります。

他の国の指標に比べると相場への影響は小さいですが、スイスフランが急騰したときには、KOFを必ずチェックするようにしましょう。

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●ポイント5 地政学リスク

スイスフランは避難通貨として知られています。

スイスは「永世中立国」としての立場を持っており、世界で戦争やテロなどがあるとスイスフランは買われやすくなります。

そのため、2001年のアメリカ9.11テロの際やその後のイラク戦争、また2011年代の中東の民主化運動が活発化した際もスイスフランが急騰しました。

ギリシャの財政危機に端を発した欧州債務危機の際も、スイスフランが資産の逃避先として買われ、大きく上昇しました。スイスフランが急騰したときは、世界で政治・経済が不安定化している可能性を考えるといいでしょう。

●まとめ

スイスフランが急騰するときは、経済指標の発表時などよりも世界経済が不安定化していることの方が多いです。

フランが急騰したときは、まずは世界経済がどのような状況にあるか判断しましょう。

投稿者:

kou

編集長をしております。このサイトでは「お金」というキーワードをもとに 経済、金融、投資、クレジットカード、電子マネー、実物資産、貨幣、通貨などの様々な情報を発信。皆様のお役に立てる様に努めてまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。